備前焼編
2024年9月25日放送~10月2日放送(全2回)
古くて新しい備前焼
2024年9月25日放送
今回は岡山県の備前焼。
千年以上の歴史を持ち、日本を代表する焼き物の産地。古来から伝わる6つの代表的な窯「日本六古窯(ろっこよう¬=越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)」の中でも最も古いといわれています。
そして、備前焼を使うとビールや料理が美味しくなるという話も!
そんな備前焼の魅力を探るため、人間国宝を父に持つ伊勢﨑晃一朗さん、革新的な作品を生み出す森大雅さん、新たな技法を編み出した石田和也さんの元を訪ねました。
まずは「螺法(らほう)」と呼ばれる作品に独特の「ねじれ」を生み出す石田さんの工房へ。
ブレイクダンスからインスピレーションを受け、10年かけてようやく編み出した独自の技法に冨永愛が挑戦!どんな作品が出来上がるのか?
そして、伊勢﨑晃一朗さん、森大雅さん、石田和也さん。備前焼の作家さん3人と対談!作品作りのこだわりや、ビールや料理が美味しくなる理由、備前焼あるあるまで、貴重なトークを繰り広げます!
「北陸の伝統を未来へ紡ぐ」では、イタリアのブランド「ブルネロ クチネリ」が、創作の場を失った輪島塗の職人たちをサポートする「千舟堂」と共に開催した展示販売会の様子を紹介。
輪島塗を支えようと奮闘する2社の想いをお届けします。
備前焼の人間国宝、伊勢崎淳氏を父に持つ。アメリカの代表的な陶芸家、ジェフ・シャピロ氏に師事。オブジェの要素を取り込んだこれまでにない備前焼を発表され、多くの注目を集めている。
作品の美しさだけではなく、手取りや口当たりなどの使い勝手の点も計算し尽されている。
アートとしての「芸術性」、そして器としての「用の美」、その両方を表現することができる稀有な陶芸家の一人。
備前焼窯元六姓の流れを組む備前焼作家の祖父、森風来の窯を継承。ろくろや祖父譲りの手びねりの技法で備前の土や石が持つ自然の力強さを映し出す作品を目指している。
旅が趣味で、これまでも海外で展示会を多数開催。斬新な作品の中でも、「擬音」を表現した作品が海外で人気を博している。
人間国宝、伊勢崎淳氏に師事。その後イギリスへ移り、現地の陶芸工房で伝統技法や語学、文化を学ぶ。
作品は色のついた泥を用いて模様をつけるイギリスの伝統技法 スリップウェアや、ろくろの遠心力を利用し、ねじれを生かしたオリジナル技法 -螺法- を得意とする。
2015年より始動したOxford穴窯プロジェクトで、講師を務めたことをきっかけに、アメリカにも活動の幅を広げている。
備前焼職人対談
2024年10月2日放送
千年以上の歴史を持ち、日本を代表する焼き物の産地、「日本六古窯」の中でも最も古いと言われている備前焼。
今回は、「擬音」からインスピレーションを受け、作品を作る森大雅さんの元で作品作りに挑戦!
「うひょ〜」という擬音で備前焼作りに挑戦した冨永愛。
擬音から作る備前焼はどんな作品に?
人間国宝を父に持つ伊勢﨑晃一朗さん、ねじれを生み出す「螺法(らほう)」を確立した石田和也さん、擬音で作品を作る森大雅さん。3人の作家さんたちにお集まりいただき、貴重な対談も!
「なぜ、備前焼を使うとビールが美味しくなるのか?」「作品と製品の違いは?」など、備前焼の魅力を深掘りしていきます。
そして、備前焼の作家さんのミライアクションとは?