押し寿司

2025年1月22日放送

今回は石川県金沢市の押し寿司。
金沢市の押し寿司は、すし飯の間に具材をミルフィーユ状に挟んでいるのが特徴。一夜かけて重しをすることで、魚とすし飯が互いの旨味を引き出して調和。古くからハレの日や祭りなどで食べられてきました。

今回訪れたのは市内にある「押寿し体験厨房 金澤寿し」。
時代の変化とともに押し寿司文化が衰退していく中、周田まゆみさんが伝統を未来に残していくため作った、押し寿司体験ができるお寿司屋さんです。

なぜ、具材をミルフィーユ状に挟むようになったのか?
そこには、武士の時代に役人から贅沢を禁止されていた庶民の知恵がありました。

金澤寿しの周田さん、この日は愛さんのために金沢の伝統的な食材から変わり種まで、およそ20種類もの食材を用意。
金沢で嫁入りだった昔ながらの伝統の押し器を使い、オリジナル押し寿司作りに挑戦!
作った愛さん自身も驚く豪華なお寿司が出来上がりました。

押し寿司

金沢市の押し寿司は、酢でしめた魚、すし飯、紺のりを木枠に重ね入れ、一晩押して寝かせたものが食べられている。一夜かけて重しをすることで、魚とすし飯が互いの旨味を引き出して調和。春にはタイやイワシ、アジ、秋はサバ、シイラなど、季節の魚が使われる。
古くから祭りや祝い事などのハレの日に食べられてきた。

押寿し体験厨房 金澤寿し

時代の変化とともに食べられることが減った押し寿司。2013年、金沢の食文化を残したいという周田まゆみさんの思いで創業。お店では地元の食材などを使った押し寿司体験を通して若者や観光客に押し寿司文化を伝えている。

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