加賀が生んだ伝統染「加賀友禅」
2025年2月12日放送
今回は石川県金沢市の「加賀友禅」。
以前番組ではそれぞれの「京友禅」「加賀友禅」「東京友禅」の作家さんや職人さんにお集まりいただき、三大友禅対談を実施しました。
その対談に出演された志々目哲也さんが石川県伝統産業振興協議会で会長賞を受賞。そこで、金沢市の志々目さんの元へ!
伝統を受け継ぎつつ、先進的な技術や自身の感性を表現する志々目さんが、会長賞を受賞した作品とは?
雪景色の中の温かさを描いた最新作に愛さんも感動!さらに特別に羽織らせていただきました。
そして、志々目さんの提案で生地に色をつけていく「彩色」に挑戦!
実は志々目さん曰く、愛さんの体験はその器用さから、工芸界で「道場破り」と恐れられているそうで…
果たして、道場破りは成功するのか? 何日もかけて糊置きを完成させた極細の絵柄に色をつける、緊張の連続です!
そして今回、番組から重大発表!
愛さんがデザインを考え、志々目さんとともに加賀友禅の作品に仕上げるコラボ企画が決定!!どんな作品を作るのか?そこには愛さんの壮大なアイデアが!
ミライアクションでは、気鋭の作家・毎田仁嗣さんが生み出した、着物だけではない加賀友禅を紹介。友禅をガラスではさみ、海外でも人気の作品とは?
加賀友禅作家の中では唯一の30代。
先人たちが受け継いできた伝統を継承しながらも、先進的な技術や自然から感じとる命の輝きを自身の感性で表現することに努める。
2009年に伝統加賀友禅工芸展新人賞、2012年には金賞を受賞するなど、若くして数々の賞を受賞。
スマホゲームでキャラクターが着る衣装を手がけるなど、友禅を広める活動も行なっている。
1932年創業、毎田染画工芸の二代目・毎田健治の元に生まれ、父と同じ加賀友禅の道に進む。日本伝統工芸展において優秀賞を受賞。
毎田さんの作風は、伝統的な多色の絵画的な加賀友禅から、写真のような幾何学的に自然を表す作風に変化していった。パリ、ロンドンで展示したところ後者の作品の評判が高く、ヨーロッパの美術館に所蔵されたり、海外のお客様の注文が増えている。
また、加賀友禅の技法や意匠を活かしたファッション、室内装飾、パッケージなど様々な制作を手掛け、「ガラス友禅パネル」は、国内は元より、海外でも注目を集めている。
毎田染画工房
毎田仁嗣作
訪問着「波の景」