毎週水曜 22:00~22:27放送
大覚寺の寺宝といけばな体験
2025年6月18日放送(初回放送日:2024年12月4日)
前回に引き続き、京都の大覚寺を巡ります。
ここは平安時代に嵯峨天皇の離宮として建立され、皇族が住職を務めた格式高い寺院。
1200年前、嵯峨天皇が日本最古の庭池、大沢池に咲く花の美しさに感動し、器に生けたことから「いけばな発祥の花の寺」とも言われています。
そんな大覚寺に伝わる「いけばな嵯峨御流」。日本の原風景をいけ現すという「景色いけ」に冨永愛が挑戦!大沢池を表現した作品を作っていきます。
来客と面会するための客殿「正寝殿」と、天皇に入内された徳川2代将軍秀忠の娘、東福門院和子が使用した女御御殿「宸殿」。この2つを結ぶ「村雨の廊下」には皇族たちを侵入者から守るための仕掛けが隠されていました。
そして、通常は立入禁止の重要文化財「正寝殿」の「御冠の間」に今回、特別に入らせていただきました!
御冠の間は、後宇多法皇が院政を執った部屋で、執務の際は御冠を傍らに置いたことからその名前がつきました。
南朝(大覚寺統)と北朝(持明院統)の天皇が争った南北朝時代に、北朝と南朝の和睦のための会議、南北朝媾和会議も行われた重要な部屋を拝観します。
大覚寺をはじめ、宮殿や寺院などの屋根に使われてる檜皮葺(ひわだぶき)。
檜の樹皮、檜皮を緻密に葺き重ねる技術で、1000年以上受け継がれてきた伝統の技。しかし、檜皮の確保が困難となり、職人の減少も課題となっていました。
檜皮葺の伝統を絶やさないために始めた、文化庁の取り組みを紹介します。
大覚寺編
2024年11月27日放送~12月4日放送(全2回)
この番組は、読売新聞社が取り組む伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」と連携しています。
原材料や後継者の確保が難しくなっているという工芸や芸能等の深刻な現状を静観せず、その魅力を発信し、幅広い伝統文化の振興策が展開されることを目指して、企業や自治体などと連携し『行動を起こす』のが「Action!伝統文化」です。
詳細や今後のイベント予定については公式HP(https://dentou.yomiuri.co.jp/)からご確認ください。
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