西陣織

2025年6月4日放送

2025年4月から開催され注目を集めている大阪・関西万博。
その中でも話題になっているのが「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」。約3000㎡、約900坪の大きさを誇り、「世界最大の西陣織で包まれた建物」としてギネス世界記録に認定されました。

その外装を手がけたのが西陣織の老舗織元「細尾」さん。
新たな作品を生み出し続け、ディオールの店舗の壁紙、シャネルなどの洋服の素材、ザ・リッツ・カールトンやアマンといったラグジュアリーホテルのインテリアの生地に使われるなど世界中から注目を集めています。

今回は、西陣織の技術や素材を用いて挑戦し続けたプロダクトやファニチャーが並べられる「HOSOO FLAGSHIP STORE」を訪れ、革新を起こし続ける12代目の細尾真孝さんに技術の秘密、西陣織の未来を伺います。

なぜ、西陣織が世界から注目されるようになったのか?そこにはある有名建築家との出会いと、長さ12m 幅 36cmが基本だった反物を海外でも使いやすい幅で作るという前代未聞の挑戦がありました。

細尾さんが2021年から挑戦しているという「古代染色研究所」。
昔、日本の織物は全て植物や昆虫など自然素材から抽出した染料を用いた自然染色で染められており、薬を飲むことを「服用」というように、古い時代には自然染色された衣服を着ることは、文字通り「薬を飲む」ことと同じような意味を持っていました。
そんな古代染色を復活させようとする細尾さんの取り組みを追いかけます。

「世界最大の西陣織で包まれた建物」として世界記録に認定された「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」の制作秘話とは?

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