南部鉄器

2025年11月5日放送

今回は岩手県の南部鉄器。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手がSNSで紹介したことでも話題を集め、全国で初めて「国の伝統的工芸品」に指定。
日本のみならず世界から愛されています。

そんな大谷選手が紹介した南部鉄器の鉄瓶を手がける南部鉄器工房「及富」の8代目・菊地章さんに愛さんがお話を伺い、その歴史や極意に迫ります。

実は「南部鉄器」という呼称は商標登録で、その意外な由来を聞いた愛さんも、思わず驚愕!

そして、製造工程も特別に見せて頂きました。

鉄瓶の内部に空洞を作る「中子(なかご)」では、わずか1ミリのずれも許されない繊細な作業が!
溶かした鉄を型に流し込む「鋳造(ちゅうぞう)」では、冷えて固まったときに厚さのばらつきが無いよう、職人さんが鉄の状態を見極めながら注ぐという、まさに匠の技が!

一つ一つの工程には、熟練の職人さんにしか成しえない極意がありました。

また、伝統を守りながらイタリアで開催される、優れたデザインを表彰する「A’デザインアワード」や「グッドデザイン賞」なども受賞した、菊地さん考案の鉄瓶も披露していただきます。

南部鉄器

南部鉄器には2つのルーツがあると言われています。
1つは、平安時代に奥州で藤原氏が、近江の国から鋳物づくりの名人を招き、仏具や鉄鍋や釜を造らせたのが始まり。
もう1つは、江戸時代中期に盛岡で当時の南部藩主が、京都から鋳物づくりの名人を招き、茶釜や仏具、鉄瓶の一大産地を築いた。
その後、昭和34年に奥州と盛岡の職人が交流を深め、2つの産地で造られた鉄器を「南部鉄器」と呼ぶことにしたそうです。

及富 8代目 菊地章

及富は江戸時代後期の1848年、伊達藩の茶釜を作る、釜師として活躍した初代・及川利源太が創業。
8代目の菊地章さんは、6代目の次男として生まれ、伝統を守りながらイタリアで開催される、優れたデザインを表彰する「A’デザインアワード」や「グッドデザイン賞」なども受賞。

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