鎚起銅器

2026年10月28日放送~11月4日放送(全2回)

鎚起銅器①
2026年10月21日放送

今回、愛さんが訪れるのは、「金属産業のまち」として知られる新潟県燕市。200年以上の歴史を持つ「玉川堂」で、伝統工芸・鎚起銅器(ついきどうき)の魅力を探っていきます。

鎚起銅器は一枚の銅板を金槌で叩き打ち縮めることで、立体的な器へと仕上げる工芸品。驚くほど滑らかで美しい光沢を放ち、使い込むほどに銅ならではの経年変化で、味わい深い色を醸し出すことが特徴。

錆びにくく殺菌作用もある素材としても知られ、最近ではその熱伝導率の高さから、やかんや急須だけでなく、鍋やフライパン、ぐい呑やビールカップ、コーヒーのドリッパーなどの日用品として幅広く愛されています。

そんな鎚起銅器を作る職人たちの技を七代目・玉川基行さんの案内で、間近に見ていきます。
そこには1か月以上もかかるほど、熟練の職人による繊細な技術が隠されていました。

さらに、「見たらどの工房の作品かわかる」ほど、多彩な色を生み出す着色の工程も見学。

そんな鎚起銅器の豆皿作りに愛さんも挑戦。
果たして、無事に作り上げることはできるのでしょうか?

硯②
2026年3月11日放送

今回は先週に引き続き硯。
古来中国では、硯は「剣や宝石にも勝る権威の象徴」と言われていました。
その製作から修理・復元までを一手に担う、日本唯一の製硯師・青栁貴史さん。
これまでに紫式部や夏目漱石が使った硯を再現してきました。

そんな青栁さんが今、取り組んでいるのが弘法大師・空海が作ったと言われる硯の再現!
実は日本では、もともと「陶器の硯」が使われ、中国から伝わった「石の硯」が、いつ頃から使用され始めたのかは、はっきりとは分かっていません。

そうした中、高知大学・海洋コア国際研究所客員助教の中山健さんが、西暦806年、空海が遣唐使として中国から帰国した際に、「石の硯の技術」を持ち帰ったという伝聞資料を発見!
空海は帰国後、「高知県の室戸」で修行したと伝えられています。
さらに空海が修行した室戸に江戸時代まで「硯が浦」と呼ばれていた海岸を発見!

そこで、空海が実際に「硯が浦」の石で硯を作れたのか検証するため、青栁さんに硯作りを依頼しました。

まず青栁さんがプロトタイプを作り、その後、技術伝承のために、弟子である杉浦製筆所の杉浦航平さんと共に製作を進めます。

そしてついに、空海が日本に伝えた可能性があるという、室戸の石で作った硯が完成!
果たして、その姿とは!?

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