放送内容

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#25 陸上・豊田響心選手

今回は、ロサンゼルスパラリンピックを目指す、車いす陸上の次世代エース・豊田響心【とよた ひびき】選手(19)を紹介。

生まれた時から足の骨がもろく、右足のひざから下を切断し、車いす生活に。
小学校・中学校は体育の時間はほとんど見学ばかりでしたが、中学一年生の夏、豊田選手にとって転機が訪れます。

のちに車いす陸上で指導を受けることになる、松永仁志【まつなが ひとし】さんの講演会が中学校で行われたのです。
松永さんから「自分の夢はありますか?」の問いかけに心が動かされ、その講演会で競技用の車いす「レーサー」を初めて目にして、パラリンピックの存在を知ったのです。
豊田選手はすぐに体験教室に参加。
日常生活では体験した事のない感動を受け、パラリンピックを目指す事を決意しました。

その後、現在所属する「WORLD-AC」の下部チーム「WORLD-second」に正式加入。
国際大会でもメダル獲得するなどの好成績を上げ、トップチームの「WORLD-AC」に昇格しました。
「WORLD-AC」では、車いす陸上パラリンピック3大会連続出場の松永仁志監督兼選手と、T54クラスで100m、200m、800mの日本記録を持つ生馬知季【いこま ともき】選手、世界を知る2人と共にトレーニングを続けています。

豊田選手のストロングポイントは、レース中盤から加速し、そのままスピードに乗りゴールできる“中間の加速”。
一方、現在の課題は“スタートダッシュ”。
初動から、いかに反応よくレーサーを漕げるかでより速いタイムを狙う事です。

3年後のロサンゼルスパラリンピックでのメダル獲得を目指す、次世代エースの豊田響心選手に迫ります!

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