放送内容

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#49 水泳・木村敬一選手

今回はパラ水泳・100mバタフライ(視覚障害S11)の木村敬一選手の特集。

鍛え上げられた体を駆使した力強い泳ぎで、東京・パリと、パラリンピック2大会連続で金メダルを獲得したパラ水泳界のレジェンド。

現在は選手として活躍する一方で、パラリンピックの出場経験者による団体「日本パラリンピアンズ協会」の会長も務め、大学での講演や著書の出版などを通して、パラスポーツとパラリンピックの魅力を社会に広く発信しています。

木村選手は、先天性の病気により2歳で視力を失いました。10歳のとき母親の勧めで水泳を始め、17歳で初めてパラリンピックに出場。27歳のときには更なるレベルアップを求めて単身アメリカへ。努力を重ね、東京大会では30歳で悲願の金メダルを手にしました。

9月11日に35歳の誕生日を迎える木村選手は、「朝起きたときに疲れが残る。思うように練習をこなせない」と体力面での不安を口にします。以前のようにパワーだけで勝負するのは難しくなってきたのです。

パリ大会後には半年の休養を取り、再び挑戦をスタート。まずはピーク時のコンディションを取り戻すことが目標です。9月に開催されるパラ水泳の世界選手権に向け、年齢と向き合いながら新たなステージを目指す木村選手の姿を追いました。

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