放送内容

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#51 デフ陸上・髙田裕士選手

今回は、今年11月に東京で開催されるデフリンピックの陸上・110mハードル日本代表の髙田裕士選手(40)を紹介。
これまで2009年の台北デフリンピックから4大会に連続で出場し、東京大会で念願のメダル獲得を目指します。

髙田選手は、生まれながら両耳が聞こえない先天性の難聴。
幼少期から母親と口話の練習を重ね、多少話せるようになったそうですが、日常生活は手話が主で、状況により手話と口話を織り交ぜて会話をします。

陸上との出会いは大学入学後。陸上部の監督に勧められたのがきっかけ。
陸上を始めた1年後、全国ろうあ者体育大会に出場し、200mと400mで優勝。
デフリンピック出場を目標に日々練習を重ねていきました。

その中でプライベートでは2008年23歳の時、視覚障がい者の陸上選手で、番組でも何度も取材をしている髙田千明選手と結婚。
その年に長男・諭樹【さとき】くんが誕生しました。
家族が出来た事で、デフリンピックでのメダル獲得の思いが強くなります。

そして2009年、台北で開催されたデフリンピックに念願の初出場を果たし、1600mリレーでは5位入賞。
その後も、4大会連続でデフリンピック出場を果たしますが、まだメダル獲得は叶っていません。

東京大会では、長男の諭樹くんに金メダルをかけてあげたいという強い思いを胸に、現在髙田選手は、オリンピアンで陸上十種競技の日本記録保持者の右代啓祐【うしろけいすけ】選手に師事。
110mハードルの高さやリズムなどをしっかりと学んでいます。

家族の激励を受け、目標の東京デフリンピック金メダル獲得を目指し、日々練習に励む髙田裕士選手に迫ります。

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