放送内容
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#33 陸上走幅跳・酒井園実選手
2025年5月25日
今回は、パラ陸上走幅跳・知的障がいクラスで、アジア記録保持者の酒井園実選手(28)を紹介。
酒井選手のこれまでの活躍には、常にそばで支え続けている母・裕子さんの存在がありました。
練習場への送り迎えや練習での動画撮影、毎日の弁当作りなど、酒井選手をサポートしています。
先天性の知的障がいがある酒井選手、幼少のころから走る事が好きで、中学・高校と陸上部に所属。
転機となったのは、高校2年生の時に出場した知的障がい選手による国内最高峰の大会で銀メダルを獲得した事でした。
そのころ、パラリンピックの存在を知ります。
しかし、パラリンピックの知的障がいクラスには得意だった100mの種目がなく、酒井選手は走幅跳を始めることに。
すぐさま国際大会で銀メダルを獲得するなど、記録を伸ばしていきます。
そんな酒井選手のストロングポイントは「強靭な下半身」。
走幅跳では助走スピードをいかして踏み切るために下半身が重要ですが、その下半身の強さは幼少期に習っていたテコンドーやクラシックバレエで培われていました。
さらにこの下半身をいかすために、専門のトレーナーに指導を受けている酒井選手は、「強靭な下半身」を武器に、自己記録を次々と更新。
今やアジア記録保持者となっています。
フルタイムで仕事を続けながら、毎日の練習に励む日々。
それをサポートする母親との二人三脚で、ロサンゼルスパラリンピックを目指す酒井選手に迫ります。