放送内容

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#143:最年少世界ランク1位 車いすテニス 小田凱人 SP

2023年7月9日

全仏オープン車いすテニス男子シングルスで史上最年少優勝を果たした17歳。
小田凱人選手を緊急特集!

2006年5月。
愛知県一宮市で生まれた小田選手。
幼いころから運動神経抜群で小学2年生からサッカーに打ち込んでいました。
しかし9歳の時、サッカー中に突如、左足が痛み、診断結果は骨肉腫。
入院生活は9か月に及び、左足に障がいが残りました。

入院中、主治医の先生が紹介してくれたのが車いすで行うパラスポーツ。
動画サイトで様々なパラスポーツを調べていくうちに目に留まったのがロンドンパラリンピックで金メダルを獲得する車いすテニス絶対王者・国枝慎吾さんの姿。

国枝さんに憧れた小田選手はお年玉でラケットを購入。
病院のベッドの上でも素振りをしていました。
退院後、競技用の車いすが手に入る前から家族とテニスを始め、どんどんのめり込んでいくと、2020年、18歳以下の世界一を決めるジュニアマスターズを最年少で優勝!
このときまだ13歳。
さらに、14歳の時にはこちらも最年少でジュニアの世界ランキング1位になりました。

小田選手は去年、計4度、国枝さんと対戦しましたが1度も勝利することが出来ませんでした。
それでも、国枝選手にとって若く勢いのある小田選手は、大きな存在になっていました。

しかし、今年1月、国枝さんが現役引退を発表。

驚異的なスピードで成長する小田選手を世界のトッププレーヤーたちも絶賛!

名前の由来である凱旋門があるパリで来年、パラリンピック最年少優勝を狙う小田凱人選手は国枝慎吾さんの後継者とよばれることに関して
小田「相当プレッシャーがあるし、国枝さんの後継者と呼ばれて嬉しいが、やっぱりオレは小田凱人なんだという感情が少しあって、小田凱人として見てほしいし、それだけの結果を残さないとダメだなという責任感もある。これまで国枝さんが積み上げてきたものがあるので自分は新しい道を作っていきたい」と話しました。

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