アンコール放送内容

第339回カステル・ディ・トーラ / ラツィオ州

2021年01月02日 初回放送

ローマから車で2時間ほど、湖畔に佇む村カステル・ディ・トーラ。1939年に水力発電所を作るためにせき止められて出来たトゥラーノ湖は、村の半分を沈め多くの村人が去っていった。その反面、湖のお陰でリゾート地として多くの観光客が訪れるようになり、村人たちは湖の恵みにあずかった暮らしをしている。

主な内容

カステル・ディ・トーラを前回訪れたのは12年前。
この湖で魚を獲り、糧を得ている男性がいた。獲った魚は自ら営むリストランテで料理をして客に出す。店は繁盛していたが、12年後、店は湖の対岸に引っ越していた。その訳は家族の歴史にあった。
もう1人は、村人の胃袋を毎日満たしてきたパン屋の女性パン職人。店を始めた母のもとで修行し、新作のパンやレシピを任されるまでになり、自然酵母を使ったパン「コット・ア・レーニャ」は都会からも買いに来るほどの人気商品になった。あれから12年、母を病気で亡くし、自身も病を患った彼女はある決断をし、実行していた。
そして3人目は、村の姿を写真に収めてきた男性。といってもプロの写真家ではなく役場の職員だ。暇を見つけてはカメラ片手に村を散歩している。いつしか彼の写真は村の記憶となっていった。しかし12年後、彼はカメラが壊れたのを機に写真を撮るのを辞めていた。だが、村の記録は違う方法で継続されていたのだった。(※年代表記などは初回放送時点のものです。)

使用楽曲

Vincenzina / Francesco Cicorella
L'inventario Di Un Amore / ArisA
Se è vero amore / Carlo Rustichelli
The Beauty Of Women / Stefano Caprioli
C'era una volta / Caramel
Father and Daughter / Paolo Buonvino

オープニング&エンディング曲


「L'APPUNTAMENTO」/ラ・プンタメント
ORNELLA VANONI/オルネラ・ヴァノーニ

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