毎週土曜 18:00~18:54放送 / アンコール放送 毎週日曜 10:00~10:54放送
毎週土曜 18:00~18:54放送 /
アンコール放送 毎週日曜 10:00~10:54放送
お知らせ
これまで番組で紹介した村を再び訪れ、新たに撮影した村や主人公たちの
‟いまの姿”を、当時の映像と共にお送りいたします。
第430回 ロッカンティーカ / ラツィオ州
2025年01月18日 放送
2024年04月06日 初回放送
大いなる山々に抱かれて、家々が肩を寄せ合っている。ロッカンティーカだ。
紀元840年には共同体があったと言われており、中世以降も、人々は、穏やかな営みを続けてきた。
今回の主人公は、村に1軒しかないバールを営む男性。オープンして1年足らずだが、彼の明るい人柄もあって、バールは、村人たちの憩いの場となっている。店の改装を手伝ってくれた父とは、何度も意見が衝突したが、村に相応しいバールを作りたいという彼の意思は、揺らぐことはなかった。
もう1人は、オーガニック農家を営む女性。パートナーと2人で、ローマから移住し、自然食品を作りながら、暮らしている。若い頃、幼い息子と、夫を亡くした。その深い悲しみから救い出してくれたのは彼だった。(※年代表記などは初回放送時点のものです。)
美しく生きるということ…。
気候や風土に逆らわず、共存しながら暮らす。
先人たちが築き守ってきた伝統や文化を誇りに思いながら生きる。
人間本来の暮らしが息づく「小さな村」が今、注目されています。
海に臨む小さな漁村、山肌にはりつくように佇む村、雪に覆われた山間の寒村…。
古き良き歴史と豊穣の大地を持つイタリアで、心豊かに生きる人たち。
〝豊かに暮らす 美しく生きる〟とはどういうことなのか。
私たちが忘れてしまった素敵な物語が、小さな村で静かに息づいていました。
番組ではありのままの時間の流れを追い、
村人たちの普段着の日常を描いていきます。