
第373回 琵琶湖の水辺に遊ぶ可憐なホンモロコ〜美味なる魚が近江国に春を告げる〜
2019年5月19日放送
滋賀県のおよそ6分の1を占める日本最大の湖、琵琶湖。
万葉集に『近淡海(ちかつおうみ)』と歌われる、郷愁を誘う古の水辺だ。
春爛漫、湖畔に咲き誇る桜花が告げる、麗らかな釣りの幕開け。
太公望たちは、岸辺に陣取り、思い思いに釣り糸を垂れる。
水面の先に揺らめくのは、琵琶湖独自の生態系が育んだ固有種ホンモロコの気高き姿。コイ科に属し、古来より食用として珍重されてきた美味なる魚だ。
とりわけ、春に釣れる『子持ちモロコ』は、格別の味わい。
琵琶湖に注ぐ須田川。
菜の花薫る土手の上、竿を出しているのは大手釣具店に勤める藤本裕之さん。
ホンモロコの釣り味と食味に魅せられた一人だ。
葦生い茂る琵琶湖の水辺に遊ぶ可憐なホンモロコ。
都人に舌鼓を打たせし魚が、近江国に春を招く。
使用タックル |
竿:ハエ用竿 5.4m 道糸:ザイト・渓流 0.4〜0.6号 オモリ:ガン玉 6号×4個 ハリス:ナイロン 0.4号 へらダブルサルカンダルマ型 22号 エサ:アカムシ/ホソミミズ ハリ:モロコ2号/2.5号 |
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出演者 | 藤本 裕之 |
ロケ地 | 滋賀県 琵琶湖・須田川 |
釣りお問合せ先 | フィッシングエイト 京都伏見店 TEL:075-672-0080 |