水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ世界水紀行スペシャル ヨーロッパ 川で巡る世界遺産

2013年10月9日 放送

その地を潤す幾筋もの河の流れ。人々はその辺(ほとり)に街をつくり、文化を育んできました。
今回はヨーロッパ大陸の大河をたどり河とともにある世界遺産の数々を巡ります。

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川で巡るヨーロッパ世界遺産の旅。まずはフランスのセーヌ川から始めます。
フランス4大河川のひとつに数えられ、華の都パリの繁栄を支えています。
川沿いの美しい風景の一部は「パリのセーヌ河岸」として、1991年に世界遺産に登録されています。

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スイスアルプスの雪解け水を源流として地中海に注ぐ「ローヌ川」。
アルプス地方と地中海を結ぶ水路として、古くから人や物、文化の交流を担ってきました。
「ローヌ川」とその支流「ソーヌ川」に挟まれたフランス第二の都市「リオン」。
ヨーロッパ大陸有数の交易地として発展しました。
ソーヌ川の西側に広がる旧市街。
中世の面影を色濃く残す街並みは、「ルネサンス建築の最も美しい集合体」として1998年に世界遺産に登録されました。

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セヴェンヌ高地を水源として大西洋に注ぐ「ロワール川」。その全長は1000キロにも渡り、フランス4大河川の中で最長を誇ります。「フランスの庭園」と呼ばれるほど美しい流域には大小100以上もの古い城があり、一部が世界遺産に登録されています。

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フランス南西部。スペインとの国境に横たわるピレネー山脈。
その雪解け水が、ガロンヌ川を生みだしました。
その川沿いに古くから交易で栄えた街、トゥールーズがあります。
サン・セルナン聖堂は、キリスト教の三大聖地のひとつであるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道にあたるため、数多くの人々が訪れます。
その巡礼の道にある教会として1998年、世界遺産に登録されました。

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中央ヨーロッパに位置するチェコ共和国。
「ヴルタヴァ川」は、チェコを南から北へ流れてエルベ川と合流して北海に注ぎます。
ヴルタヴァ川のほとりに佇む首都「プラハ」。
中世の面影を色濃く残す街並みは、「千年の都」「北のローマ」とも呼ばれます。
当時の栄華を物語る美しい旧市街は、1992年に世界遺産に登録されました。

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ヨーロッパを代表する大河「ライン川」。
スイスアルプスの源流から、オーストリア、ドイツを流れオランダで北海に注ぎます。
ライン川の上流域。スイス東部の中心地「ザンクト・ガレン」。
アイルランド人の修道士「聖ガルス」が神のお告げに従い、その歴史は修道院を立てたのが始まりと言われています。
この街を作った聖ガルスに捧げられた修道院は、1983年に世界遺産に登録されています。

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全長1233キロのライン川。その半分以上は、ドイツを流れています。
そのライン川がつくり出す渓谷地帯に、中世の城が密集する地域があります。
その景観は2002年に世界遺産に登録されました。

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ドイツ南部を水源としオーストリア、ハンガリーなどの国々を経てルーマニアで黒海に注ぐドナウ川。
その長さは2850キロに達します。
オーストリアの首都「ウィーン」は、古くからドナウ川の恩恵を受け、水上交易の要衝として発展してきました。
当時の面影を残す旧市街は、2001年に「ウィーン歴史地区」として世界遺産に登録されました。

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ドナウ川の流れはオーストリアからハンガリーへ。
首都「ブダペスト」は、ドナウ川を挟んで西岸のブダとオーブダ、東岸のペストという3つの地区から構成されます。
「ドナウの真珠」と讃えられるこの美しい街並みは1987年に世界遺産に登録されました。

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ヨーロッパを潤す大河の流れ。
絶える事の無い水の流れはその辺(ほとり)で繰り返される歴史という名の人間の営みを見続けてきたのです。

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