水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレエルビスとカントリー音楽の聖地 アメリカ メンフィスとナッシュビル

2014年11月19日 初回放送

アメリカ合衆国南東部。
テネシー州最大の規模を誇るメンフィスの街があります。
目の前を国内最長3800キロのミシシッピ川が流れます。
街は水運の要衝として発展しました。

メンフィスの中心部を走る「ビールストリート」。
20世紀初頭の禁酒法時代に密造酒作りで栄えた場所で、現在は、当時を再現した街並みが観光客に人気です。

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ビールストリートから程近くにメンフィスが誇るスター「エルビス・プレスリー」の銅像が立っています。
1935年にミシシッピ州で生まれたエルビスは、13歳の時にこの街に引っ越してきました。ここで子供の頃に聴いた黒人音楽が、彼の原点といわれています。

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メンフィス郊外に立つ「グレイスランド」。
スターになった後もメンフィスを離れなかったエルビスが、晩年を過ごした家です。現在はエルビス・プレスリー博物館として、実際に使われた家具などが公開されています。
エルビスのお気に入りの部屋のひとつが、「ジャングルルーム」です。大好きだったハワイをイメージしているそうです。最後のアルバム「ムーディーブルー」は、一部の曲がこの部屋で録音されました。

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メンフィス市内に世界的に有名なギターメーカー「ギブソン」の工場があります。
ギブソンがテネシー州で誕生したのは1902年のこと。それから100年以上の間、世界中のミュージシャンに愛されてきました。エルビスやジョン・レノン、日本でも奥田民生さんなどが愛用しています。
板を三枚重ねてボディを作るのはギブソンの特徴とされます。「図太く」「パワフル」と称される、ギブソン独特の音色はここから生まれるのです。

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ミシシッピ川の支流、「カンバーランド川」のほとりに、テネシー州の州都「ナッシュビル」があります。街の歴史は18世紀の入植から始まります。川沿いの立地の良さから、当初より交易の拠点として栄えました。今も残る倉庫街が当時の繁栄振りを伝えます。
現在のナッシュビルは、カントリーミュージックの聖地として知られています。全盛期にはカントリーの9割以上がこの街で録音され、「ミュージックシティ」と呼ばれました。

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ナッシュビル郊外。ミュージックシティを支える手作りのギター工房があります。
マーティ・ランハムさん。カントリーに欠かせないギターやバンジョーを一人で作っています。元々はプロのカントリーミュージシャンでした。歌手時代から演奏と平行して独学で楽器作りを勉強。素材から吟味して全て手作りのため、1本のギターが完成するまでには、平均8カ月もかかるそうです。

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ナッシュビルから車で南東へおよそ1時間。テネシーウィスキーの銘品として世界中で知られる「ジャックダニエル」の蒸留所があります。
19世紀から稼動している蒸留所は、アメリカの歴史的建造物に指定された建物で、100年以上前と同じ製法が守られています。「ジャックダニエル」はライムストーンウォーターと呼ばれる湧き水を使います。この土地の自然が極上の味を生んだのです。

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