水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ絶景列車で行く湖と氷河 世界遺産 カナディアン・ロッキー

2014年11月5日 初回放送

広大なカナダを横断する大陸横断鉄道。今回の世界水紀行は、一番人気の「カナディアン号」に乗って西海岸の街バンクーバーからカナディアン・ロッキーを目指します。「カナディアン号」では、快適なベッドや美味しい食事が提供され、走るホテルとも言われています。その中でも人気の秘密は、もちろん車窓に広がる絶景です。

道中の目玉ともいえるのが、カナディアン・ロッキーの最高峰「マウント・ロブソン」です。連なる山々からひとつ離れ、悠然と立つその姿は「ロッキーの巨人」と呼ばれ親しまれています。それを入り口に、「スイスを50個ばかり一箇所に集めたようだ」と評されるほど、美しく広大な大自然「カナディアン・ロッキー」の中に入り込んでいきます。

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カナディアン号に乗って約20時間、人気の駅「ジャスパー」で多くの人が下車します。いくつもの自然公園が集まって世界遺産として登録されている「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」の玄関口とも呼ばれるジャスパーの街は、高い山々に囲まれ、川や湖に恵まれた土地です。

中でも、氷河から流れた水を源流とするアサバスカ川はさまざまな植物が生い茂る豊かな川で、ワピチやビッグホーンシープなどの野生動物がエサを求めて寄ってきます。寒くなるとワピチがメスを求めて鳴き、秋の訪れを知らせます。

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山々が抱く氷河を間近に見られるスポットも人気で、高さ280mもあるアトラクション「グレイシャー・スカイウォーク」では、床がガラス張りになっており、スリル満点に谷と山、氷河を一度に楽しめます。

また、特製の六輪駆動車で行く氷河ツアーでは、アサバスカ氷河の上を歩けるだけでなく、とけた水を口にすることができます。多くの人が一万年前の水を飲んでその悠久の時を堪能しています。広大な氷河に見えますが、実は山の向こう側にあるコロンビア大氷原から押し出されてできた小さな氷河に過ぎません。その圧倒的なスケールにはツアーに参加した皆が驚かされます。

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氷河のとけた水でできた「ペイトー・レイク」は、氷河が含む堆積物の影響でエメラルドグリーンに輝きます。高い位置から見られるため、つぶさにその色を見ることができ、季節や時間ごとに刻々と変わりゆく湖の神秘の色を楽しめます。

一方、大地からの湧き水で生まれたバーミリオン・レイクは周囲の大自然を鏡のように映しだします。いくつもの湖や川はそれぞれの表情があり見飽きることがないと言います。

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カナディアン・ロッキー最大の街「バンフ」は観光客でいつもにぎわいます。特に温泉の街としても知られ、硫黄泉が豊富に出る「アッパー温泉」は老若男女の客が絶えません。そもそも街が栄えるキッカケになったのもこの温泉でした。この地に鉄道が敷かれたときに、偶然、鉄道作業員が発見し作業で疲れた身体を癒したのが街の始まりと言われています。

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地元アルバータ州で育てられたステーキは世界のグルメをうならせるブランド牛として知られています。脂身が少ない割に柔らかく、牛肉本来の味が楽しめると評判です。

カルガリーの近郊にあるバッドランドに立つフードゥーは大自然が作り出した天然のオブジェとして知られます。ここバッドランドではかつて覆っていた氷河が流れた後、太古の地層が表に現れ、恐竜の化石が次々と発見されました。学術的にもその価値が認められ、恐竜王国という名前を付けられるほど世界の注目を集めています。

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