水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ©BS日テレ©BS日テレ©BS日テレ©BS日テレ 名峰マッターホルンと氷河のパノラマ スイス ツェルマット

2012年9月5日 初回放送

標高1620メートルの村「ツェルマット」。スイスを代表する山岳リゾートして知られ、4000メートル級の山々に囲まれた村には、およそ5600人の村人が暮らしています。
アルプス観光の中心地とされるツェルマットの代名詞ともいえるのが、村の背後にそびえる名峰マッターホルンです。
ツェルマットが一躍その名を世界に知られるのは、1865年のことです。
その年の7月14日、エドワード・ウィンパーが率いるイギリスの登山隊が、4人の犠牲者を出しながらマッターホルンの初登頂に成功したのです。
その偉業とともに村の名が世界中に知れ渡りました。

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明るくなり始めた村の外れでは、牧場で山羊の世話が始まっていました。
アルプス原産の山羊「アルパイン種」が40頭ほど飼育されています。
この山羊たちは、乳や肉を取る為ではなく観光用に飼育されているのです。
そのメインイベントが、村の観光名物「山羊の行進」です。
牧場から反対側の牧草地まで、およそ1時間かけて村の中心部を移動します。
このイベントを楽しみにしている観光客が、朝早くから待っていました。

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標高2288メートル。アルプスの雄大な山々が真横に広がる展望台「スネガ・パラダイス」から望むマッターホルンは、頂の先端がどの角度よりも尖って見えることから、「マッターホルンの最も美しい姿」に出会える場所として知られています。
「スネガ・パラダイス」の直下には、山上湖「ライ」の湖面が広がっています。風が穏やかで水面に波が立っていないときには、逆さ富士ならぬ逆さマッターホルンが楽しめます。

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ツェルマットからゴルナーグラート登山鉄道に乗り込み、標高3000メートル以上を目指します。終点までの標高差はおよそ1500メートル。総延長9キロ。4つの途中駅を経ておよそ40分かけて登ります。標高3089メートルの終点ゴルナーグラート駅からさらに42メートル上に展望台があります。標高3130メートルのゴルナーグラート展望台です。この展望台を訪れる観光客の一番のお目当てが、目の前に広がる「ゴルナー氷河」です。全長14キロ。目の前で90度にカーブする不思議な造形をみせています。
ヨーロッパ大陸で二番目に長い氷河です。

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ツェルマットから北西へおよそ25キロ。400人ほどが暮らす小さな村「グリメンツ」。
村の家々は赤いゼラニウムの花で飾られています。季節ごとに様々な花で彩られるグリメンツは、別名「花の村」とも呼ばれています。
「メゾン・ド・ブルジョワジー」は、1550年に建てられた村で一番古い建物。400年以上の伝統を持つ「氷河ワイン」の貯蔵庫として使われています。
グリメンツの氷河ワインには、その誕生当時から守られてきた特別な決まりがあります。
地元の地主たちで組織するブルジョワジーという会のメンバーしか飲めないのです。

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グリメンツから北へ25キロほど。世界的にその名を知られる小さな村があります。
「ロイカーバート」です。スイスで最も有名な温泉リゾートの1つで、国内はもとより世界中から多くの観光客が訪れています。スイスは国内に250種もの源泉を持つヨーロッパを代表する温泉大国です。温泉地としての村の発展は、紀元前の古代ローマ時代にまで遡ります。その当時の源泉は今も日に300万リットルもの湯を噴き出し続けています。
ロイカーバートで、気軽に家族で楽しめる人気の温泉施設がブルガーバードです。
露天の湯船からは、標高2322メートルのゲンミの絶壁が望めます。
アルプスの源泉はミネラル豊富で、リウマチなどに効能があるそうです。

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スイスアルプスの名峰マッターホルンの玄関口が、ツェルマットです。村の南端にあるシュルーマッテン・リフト乗り場からマッターホルンを1番身近に見ることができるヨーロッパで一番高い展望台を目指し、出発します。終点まではおよそ40分。アルプスの絶景を楽しみながら進みます。終点は標高3883メートルにあるクライン・マッターホルン展望台。多くの名峰を真横に見る事ができるヨーロッパで最も高い展望台です。
そこは真夏でも白銀の世界。展望台の下にはゲレンデがあり、ウインタースポーツが楽しまれています。
ヨーロッパで最も高いクライン・マッターホルン展望台からは神の領域と言われたマッタホルンを見上げずに見る事ができます。北西には、1861年まで人を拒んだヴァイスホルン。西には隣国フランスの名峰モンブランの姿。マッターホルンはイタリアとの国境にあるため、稜線の南側にはイタリアの山々や、イタリア側のマッターホルンの玄関口として知られる村、「ブルイユ」の姿も望めます。

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