水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ水に囲まれた絶景の世界遺産ア

2016年3月19日 放送

青く輝く水の惑星、地球。
太古の昔から人々は水に寄り添い、文化と歴史を築いてきました。
その歩みと共に、水に彩られた絶景の世界遺産が世界中で生みだされてきました。
今回は7つの海を越え、水辺に輝く世界遺産の7つの絶景を巡ります。

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絶景の世界遺産を巡る旅、まずは、美しさが貴婦人にも真珠にも喩えられる
イタリア、ベネチアから始めます。世界各地に点在する水の都の象徴です。
ベネチアは、アドリア海の干潟に築かれた100以上もの人工の島で構成されます。街には大小150以上の運河が走り、交通や物流を支えており、
1987年に世界遺産に登録されています。
市内には現在、400以上のゴンドラが運行しているそうです。ゴンドラの漕ぎ手はゴンドリエーレと呼ばれます。
ゴンドリエーレの多くは、2か国語以上で街を案内することができるそうです。

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1000年の古代文明が息づくカンボジアにある、
クメール人によって建てられたヒンドゥー教の寺院、アンコールワットは
1992年に世界遺産に登録されています。
早朝5時の日の出の時間には
空が白み出すとともに浮かび上がる遺跡壮大なシルエットを見るため
多くの観光客がアンコールワットを訪れます。

ベトナム北東部にあるハロン湾。
様々な形の岩や島が大小3000も海から突き出ています。
水墨画を思わせる神秘的な風景が広がるこの地は
1994年に世界遺産に登録されました。
ベトナム語で、天から降りてきた龍を意味するハロン湾。
湾内に散在する岩や島々は、かつてこの地を攻めて来た中国を
龍の親子が破った時に口から吐き出した宝石が
姿を変えたものという伝説があります。

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三方をタホ川に囲まれた中世の城塞都市スペイン、トレド。
ローマ時代にこの地に街が築かれて以来、1561年にマドリッドへ遷都されるまで1000年もの間、スペインの首都として栄えました。
中世の面影を残す街はその全てが博物館とも言われ1986年に世界遺産に登録されています。
橋を東西二つだけにして、城塞都市として敵の侵入を防いだトレドの街。
現在でも街の南側には、橋がありません。そのため、市民が向こう岸に渡る為の
渡し船が今も運航しています。トレドの人たちはそれもこの街の歴史の証だと
その不便さを楽しんでいます。

トレドから南へおよそ350キロメートル。
アンダルシア地方の古都、グラナダにはイスラム時代の繁栄を今に伝える
アルハンブラ宮殿が建っています。
イスラム芸術の最高傑作とされるこの宮殿は1984年に世界遺産に登録されています。13世紀から14世紀にかけて建設された宮殿には
華やかな王侯貴族の世界が広がり、王の居住空間は、イスラムの美の極致とまで称賛されています。

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東欧クロアチアの内陸部、エメラルドグリーンの絶景が連なる
プリトゥヴィツェ湖群国立公園。広大な峡谷に16の湖と90を越える滝が、
緑の木々とともに広がり、バルカン半島の自然の雄大さを垣間見せてくれます。
プリトゥヴィツェの湖は、標高636メートルから503メートルの間に、
段々畑のように滝によって繋がっています。
この一帯は、複雑な地形が様々な気候の要素を作り出しナラやトウヒ、モミなど本来同じ土地で見られない植物が混在しています。

世界遺産を巡る旅のゴールはフランス、モン・サン・ミッシェル。
イギリス海峡に浮かぶ神秘の修道院はカトリックの重要な巡礼地のひとつであり同時に年間300万もの人が訪れるフランス有数の観光地でもあります。
春と秋の大潮の日は、干満の差が大きく
周囲が完全に海に覆われる巡礼の島本来の姿を見ることができるといいます。

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