水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ森と湖に包まれたムーミンの故郷 北欧フィンランド ヘルシンキからタンペレへ

2015年10月8日 放送

バルト海に面した北欧の美しい国フィンランド。今回の世界水紀行はデザインの街として知られるヘルシンキから湖に囲まれた街タンペレを訪ねます。

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白い壁と緑のドームが美しいヘルシンキ大聖堂は街のシンボルです。
過剰な装飾を避け、シンプルな荘厳さを目指したネオクラシック様式のデザインは、19世紀初頭にヘルシンキの街全体の整備を任されたドイツ人建築家カール・エンゲルの手によるものです。

ヘルシンキの流行発信地とされるのが、デザイン・ディストリクトと呼ばれるエリアです。その一画に19世紀から現代までのフィンランドデザインの歴史を展示するデザイン博物館があります。
ヨーロッパ有数のデザイン大国とされるフィンランド。そのデザインの特徴は、一つのアイテムに偏らず、その空間全体や生活全般のコーディネートとされています。

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ヘルシンキ郊外。ポルヴォーの街は800年の歴史を持つフィンランドで2番目に古い街です。当時のフィンランドはスウェーデンの統治下にあり、ポルヴォーは、貿易の要衝として発展しました。

川沿いの倉庫が赤いのは、王への敬意を示すためスウェーデンの伝統家屋の赤い壁に倣ったそうです。中世の面影を残す街は観光地として、多くの人が訪れています。

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天然素材の手作りケーキで人気のカフェヘルミは地元出身の詩人ルーネベリの名前を冠したタルトが評判です。フィンランド国歌の詩を書いたことで知られるルーネベリは、詩の創作を一休みするとき、コーヒーとリキュール、そして妻お手製のタルトを味わっていたそうです。

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ヘルシンキから北へおよそ160キロに位置する街タンペレ。
市内を横切るタンメルコスキ川を利用した水力発電により、繊維産業などの工業化をいち早く成し遂げました。市内には古い工業時代の煙突がまだ残り、当時の様子を今に伝えています。

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市内の中心部に建つタンペレ大聖堂。およそ100年前に建設された石造りの教会です。

タンペレ大聖堂の一番の特徴はその内観にあります。フィンランドを代表する画家のヒューゴ・シンベリが描いた絵がそこかしこにあり、そのどれもが一見、教会とは似つかわしくない絵柄なのです。がい骨が花に水をやったりと少々グロテスクなモチーフには、シンベリ自身の死生観が盛り込まれているといいます。

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サウナ発祥の地フィンランド。100年以上もの歴史を持つこちらのサウナにはオープンと同時に地元の常連たちが詰め掛けます。顔なじみが集まって今日あった事などを話し合うサウナはフィンランドの人たちにとって、健康施設であると同時に、大切な社交場でもあります。

近年では、さまざまな形態のサウナが誕生し、中でも水の上を走るサウナボートが人気を博しています。

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