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©BS日テレ©BS日テレアドリア海の真珠とラベンダーの島 クロアチア ドブロブニク

2015年8月5日 初回放送

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東欧クロアチア共和国の南端。アドリア海に臨む港町ドブロブニク。
バルカン半島から突き出た直径500メートルほどの旧市街は、
アドリア海の青とオレンジ色の瓦屋根のコントラストが美しい人気の観光都市です。
旧市街を取り囲む城壁は全長2000メートルほど。
1667年にバルカン半島を襲った大地震では、市民の半数を失うほどの甚大な被害を受けながら、城壁はほとんど無傷だったといいます。
強固な城壁に守られた美しい街並みは、1979年に世界遺産に登録されています。

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アドリア海の真珠と呼ばれるドブロブニク。
この港町には、まさに真珠の輝きを持つ海の恵みが水揚げされます。
ドブロブニク近郊の海は、古くから高品質のカキの養殖場として知られています。
養殖場では、ブイの下にカキを吊るして育てる垂下式という養殖方法が行なわれています。
アドリア海はエサとなるプランクトンが豊富でカキの養殖には最適な海と言われています。
アドリア海の豊かな環境で育ったカキは、クロアチア国内でしか食べることができないそうです。

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ドブロブニクから北西におよそ140キロ。アドリア海に浮かぶ自然豊かなフバール島があります。東西およそ80キロの細長い島は、古くからアドリア海の中継地として発展しました。
主要産業のひとつがラベンダーの栽培で、この島は「ラベンダーの島」とも呼ばれています。毎年6月には、ラベンダー祭りが開催され、ラベンダー畑では観光客の収穫体験も行われます。ヨーロッパ有数のラベンダー栽培地であるフバール島ですが、その利益率の低さなどから一時、ラベンダー農家が減少していたといいます。
この祭りは島のラベンダー産業を守るために、市民の呼びかけで始まったそうです。

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フバール島から南西へおよそ40キロ。ビシェボ島は海と大地と時間が生み出した神秘の風景と出会えることで知られています。
その神秘の風景は、島の海岸沿いで一年のうちでも夏の正午前後にだけ現れるといいます。桟橋からはその神秘を見学する船が運航しています。船は狭くて暗い洞窟を進んでいきます。そして、船の先に見えてきたのは、青白い光。
この神秘的な現象から、「青の洞窟」と呼ばれています。
絶妙な角度で太陽の光が海水の中を通って海底に反射し、洞窟内に届くのです。
太陽が高くのぼる夏の正午にしか見ることができない不思議な空間。
日差しが海の青さに染まります。

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