水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレアートに彩られた世界遺産の街 スペイン バルセロナ

2015年5月6日 初回放送

今回は、スペインのバルセロナ。今もアントニオ・ガウディの世界が息づく芸術の街を旅します。スペイン北東部にある「バルセロナ」は首都マドリードに次ぐ第二の都市で温暖な気候と美しいビーチに恵まれたリゾート地です。

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スペインを代表する建築家アントニオ・ガウディ。世界遺産に登録されている彼の作品群の中で代表作といえるのが「サグラダ・ファミリア」です。ガウディは建築に自然を積極的に取り入れました。サグラダ・ファミリアの門にある柱を支えているのはウミガメです。ウミガメには「神の象徴」という意味が込められているそうです。

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ガウディが建築したグエル公園は地中海をイメージしていると言われています。自然と調和した独自の建築が随所に見られます。公園には奇妙な彫刻があります。サンショウウオともトカゲとも言われ、口からは水が流れ出しています。公園は水が様々な場所で見られ、雨が少なく乾燥したバルセロナの憩いの場となっています。ガウディが海を再現した石畳があります。その模様はヒトデや海藻など海の生物を表しているそうです。

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「フロタリウム」は独特のリラクゼーション設備で地元の話題となっています。それがカプセル型の温水プールです。600リットルの水に400キログラムもの塩が入っています。塩分が多いため体が浮かび、余計な力が抜けリラックスできるといいます。
靴店「ラ・マヌアル・アルパルガテラ」の人気商品が「アルパルガータ」。靴底に麻などの植物繊維を使っているのが特徴で、水に強いといいます。芸術の街らしく現代風に色鮮やかにデザインされ、女性たちの間で流行っています。

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バルセロナで人気のお菓子店が「ブボ」です。オーナーはガウディの「カサ・ミラ」やスペインを代表する画家ミロの作品などからインスピレーションを受け、おいしさに加えユニークなデザインのケーキを作っています。
人気のシーフードレストラン「エスパイ・クル」。こちらは芸術の街ならではの創作料理を提供しています。シェフのアイデアが詰まった「テナガエビのマリネ」など店の料理は味だけでなく目でも楽しめます。

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スペインを代表するスパークリングワイン「カバ」。バルセロナ郊外にあるワイナリー「アグスティ・トレジョ・マタ」。ここで製造されているカバのビンは平底ではなく、特殊な丸底の形をしています。スパークリングワインはビンの中の気圧が高いので、丸底にすることでビンが割れるのを防いでいるそうです。
春を迎えたバルセロナで収穫の最盛期を迎える野菜が地元特産のネギです。バルセロナ郊外でネギの収穫を祝う祭りが開催されていました。強火で焼いたネギは甘みが増して大変おいしいそうです。

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お祭りの会場では、伝統のゲームも行われていました。「ビッチェス・カタラネス」というボーリングに似たゲームです。6本のピンに向かって棒を投げ、多く倒した人が勝ちというこのゲームには独特のルールがあります。全部のピンを倒すより1本だけ残した方が高得点になります。
ガウディなどの偉大な芸術家を生んだバルセロナ。その美しさは、多くの芸術家を刺激したカタルーニャ地方の自然と地中海の賜物なのです。

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