水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ世界水紀行スペシャル 世界の大河を行く すべてはそこから始まった

2015年3月4日 放送

“水の惑星”と呼ばれる わが星 地球。
青く輝く海ばかりでなく、その大地にも幾筋もの大いなる水の流れが刻まれています。
幾憶、幾千万の流れを集め、悠久の時を生き続けている世界の大河。
今回は世界を代表する4つの大河、ナイル、メコン、ミシシッピ、アマゾンを巡ります。

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アフリカの奥地に源を発し、エジプト文明を生み育んだ6650キロもの長さを誇るナイル川。
その最上流に位置するナセル湖のほとりには古代エジプトの巨大な建造物が佇んでいます。
およそ3300年前に「ラムセス2世」の命により建設された「アブ・シンベル神殿」です。ここの最深部には年に2度、神殿の入口と太陽の角度がうまく揃うその時だけ光りが届きラムセス2世を照らします。
アブ・シンベル神殿の下流、280キロ北に位置する町「アスワン」に古代の暮らしが垣間見える遺跡があります。「ナイロメーター」です。当時の農業はナイル川の水位によって大きな影響を受けていたため、人々はこれを利用し氾濫の規模や時期などを正確に予測する必要があったのです。

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ナイル川の河口にほど近く、三大ピラミッドで知られているギザの町があります。当時ナイル川が氾濫すると川はピラミッドの近くまで広がっていましたが、古代の人々はその時を利用し舟を使って巨大な岩を運んだといいます。ピラミッドもまたナイルの賜物なのです。

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総延長およそ4000キロ。チベット高原を源流に東南アジア各国を経て南シナ海に注ぐメコン。源流から約2000キロに位置するラオス。
北部の山間の町「ルアンパバーン」には60を超える寺院があります。そのひとつである、ラーンサーン王朝の王によって建設された「ワット・シェントーン」はラオスで最も美しい寺院と言われています。

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川は国境を越え古代文明が息づくカンボジアへ流れ込みます。そのカンボジアが世界に誇る遺跡が「アンコールワット」です。天空の楽園とも呼ばれるアンコールワットの日の出を見ようと朝5時から多くの観光客が訪れます。壮大な寺院がシルエットになり幻想的な世界が広がります。

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北米大陸中西部に小さな湖「イタスカ」があります。イタスカ湖を源流に北米大陸を南北に流れ、メキシコ湾へと注ぐのが全長およそ3800キロのミシシッピ川です。
ミシシッピ川中流の街メンフィス。アメリカの音楽史上に燦然と輝く最大のスター「エルビス・プレスリー」が愛した街として知られています。エルビスが子供の頃に聴いた黒人音楽が彼のロックンロールを生んだといいます。

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メキシコ湾に注ぐ河口の街「ニューオリンズ」は19世紀末に誕生したジャズ発祥の地として知られています。偉大なジャズ奏者で「サッチモ」の愛称で呼ばれた「ルイ・アームストロング」はこのニューオリンズ出身で、彼の銅像は市内の「フレンチ・クオーター」と呼ばれる地区の「ルイ・アームストロング公園」に置かれています。

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南米大陸の巨大な屋根である「アンデス」は西海岸に平行して南北7500キロに伸びる世界最大の山脈です。そのアンデスが作り上げた「アマゾン」は全長6500キロ以上。地球上の全ての河川の水量の4分の1をも占めています。
ペルー北東部にあるアマゾン上流の玄関口の町イキトス。川沿いのベレンバハ地区は高床式の家々が並びカヌーが行き交う、活気あふれる下町です。

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イキトスの郊外には違法に捕獲された、アマゾンの希少な野生動物を保護する施設があります。この動物保護施設ではジャガーやナマケモノなど珍しい動物と出会うことができます。

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