水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ紺碧の楽園 フランス コート・ダジュール

2012年6月6日 放送

フランス南部。
地中海に面してカンヌからニース、モナコを経てイタリアに続く地中海沿岸の一帯が「コート・ダジュール」。
紺碧の海岸線には多くのビーチリゾートが点在しています。
年間300日以上の晴天と、冬でも温暖な気候です。

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コート・ダジュールを代表するリゾート地の一つ「カンヌ」。
19世紀初頭までは小さな漁村に過ぎませんでした。
1834年、イギリスの貴族がイタリアに向かう途中滞在したことをきっかけに別荘地として発展したといいます。
今ではビーチ沿いに高級ホテルが建ち並び毎年5月のカンヌ国際映画祭をはじめ、一年を通して様々なイベントで賑わっています。

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町の中心部に立つ老舗ホテル「マルティネス」。
創業は1926年。
世界のセレブが宿泊名簿に名を連ねる五つ星ホテルです。
目の前のプライベートビーチには400席のサンラウンジがあるビーチレストランがあります。

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1946年に始まったカンヌ国際映画祭の会場、「パレ・デ・フェスティヴァル」。
正面玄関のレッドカーペットは、近代映画の華やかな歴史を見つめてきました。
建物の前の石畳では、世界的なスターや映画監督など200を超える手形が置かれています。

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カンヌから北へおよそ17キロ。
内陸の山間の町「グラース」は、「香りの都」とも呼ばれる世界的な香水の産地です。
一年を通して原料の花々が咲き誇り、町全体が香水瓶のようにいい香りを放っています。
1926年創業の香水メーカー「モリナール」。
ここでは、伝統的な手作業での香水作りを見学できます。
また、天然香料を使ってオリジナルの香水を作る体験教室が開かれています。

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カンヌの港から沖合へ、フェリーでおよそ20分。「サントノラ島」へ向かいます。
島には1600年以上前に建てられた修道院があり、修道士たちが今も信仰の日々を送っています。
周囲三キロほどの小さなサントノラ島には修道士以外の島民はいません。
修道士は東京ドーム二個分ほどもあるブドウ畑でワインを作っています。
修道院のワインは、パリの三ツ星レストランで提供されるほか、カンヌ国際映画祭の晩餐会でも、テーブルに出ています。

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カンヌから東へおよそ35キロ。
「ニース」は、国際空港を持つコート・ダジュールの中心都市です。
穏やかな弧を描いた美しい海岸線は、「天使の湾」と呼ばれています。
旧市街に位置する「サレヤ広場」。ここでは早朝から、青空市が立ちます。

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サレヤ広場のほど近くに店を構える「ムーラン・ア・ユイル・アルジアリ」。
1868年創業のオリーブオイル専門店です。
地中海の沿岸各地で、5000年以上前から作られているオリーブオイル。
ニースでは「食卓の主役」とまで言われています。

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正午を過ぎると「サレヤ広場」はその姿をがらっと変えます。
市場の店がすべて撤去され、代わりに周囲のレストランのテーブルとイスが並べられます。
そんなオープンテーブルを持つレストランの一つ「シェ・フレディ」。
店一番の人気メニューは、目の前の地中海で獲れた新鮮なシーフード料理。

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ニースから東へおよそ20キロ。
イタリア国境のほど近くに位置する独国「モナコ公国」。
13世紀に建設された後、フランスやイタリアによる統治と独立を経て、1993年に国連に加盟しました。
フランスとの国境は道路標識のみで、自由に行き来できます。
北東部の「モンテカルロ」はモナコ公国のリゾートの中心地であり、国営カジノが運営されています。
また、モンテカルロの海岸線は「コート・ダジュールで最も美しいビーチ」と言われています。

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コート・ダジュールには、巨大リゾートだけではなく、小さな港町が数多く点在します。
ニースとモナコ公国の間に位置する「ヴィルフランシュ」。
中世の面影を残す古い街並みが世界のセレブに愛される超高級保養地として知られています。

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港の程近くのシーフードレストラン「ラ・メール・ジェルメーヌ」。
1938年の創業以来、店の看板メニューとなっているのが、世界三大スープとも称されるブイヤベースです。
漁師のまかない食として生まれたスープは、今や南フランスを代表するグルメになっています。

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ニースから北へおよそ60キロ。
「ヴェルドン渓谷」は、コート・ダジュールに気候の恩恵をもたらすとともにその切り立った地形が景勝地として知られます。
「ヴェルドン渓谷」の西側には、「フランスで最も美しい村」に選ばれた集落があります。
山間の小さな村「ムスチェ」。
岩肌に張り付くように家々が広がっています。
村には、いたる所に泉が湧いています。
切り立った地形によって泉は無数の滝になります。
村ではどこにいても、まわりから滝の水音が聞えてきます。
「ムスチェ」の村は、中世から続くファイアンス陶器の里としても知られています。
ファイアンス焼きは白いうわ薬を使った陶器で、北イタリアから伝わったとのことです。

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