第140回 お城 愛知編
2021年12月9日 放送
"お城のたしなみ 愛知編"をおさらい
【たしなみスト】
藤波辰爾(プロレスラー)
昔から各地の会場を訪れると、試合前に近くのお城に行って気合いを入れて
戦意を高揚させるというほどのお城好き。
特に、石垣をゆっくり見ることが好きだと語る。
【名古屋城巡りをたしなむ】
▼名古屋城(愛知県名古屋市中区本丸)
日本三名城の一つで天守閣に鎮座する金のしゃちほこで有名な名古屋のシンボル。
1603年に江戸幕府を開いた徳川家康が、豊臣秀頼に警戒し、
大坂城包囲網を形成し、その中心として築いた城。
・西南隅櫓
城にとって重要な櫓の一つ。武器庫や作戦を練る場所などに使用されていた。
重要文化財にも登録されている。
・城の瓦
元々は赤褐色だったが月日が経ち、銅が錆びて緑色になった。
・複合式天守
大天守と小天守が櫓で繋がれている複合式天守で入り口は小天守にある
・剣塀(つるぎべい)
約30cmの槍の穂先を並べ忍者など侵入を防ぐ
・石垣が黒ずんだ理由
戦災を受け、焼け落ちた天守が崩れて溝で燃えたため。
▼本丸御殿
・徳川義直の住まい かつ 政治を行う場所として建てられた。
・玄関
正規の来客が最初に通される部屋。
襖には竹林豹虎図が描かれている。(虎や豹を描き来客を威圧している)
・対面所
4つの部屋があり城主が私的な対面や宴席に用いた。
襖には綱引きや相撲などの絵が描かれている。
上段の間の天井は格式高い「黒漆塗二重折上小組格天井」
・上洛殿
徳川家光が上洛する際の宿泊施設として増築。
襖絵は狩野探幽が書いた水墨画。釘隠しにはリスやブドウが描かれている。
上段の間の天井は1枚1枚に絵が描かれた「黒漆塗二重折上蒔絵付格天井」
▼名古屋城本丸御殿印
・本丸御殿ミュージアムショップで販売
・本物の金箔を使用している御殿印。18000円
【犬山城をたしなむ】
▼犬山城下町
・江戸時代初期に徳川家の家臣、成瀬家らが作り上げた町。
歴史的な建物が多く残っている。
▼壽俵屋
・守口大根の漬物「守口漬け」を使ったメニューを食べることができる。
「守口漬け」は豊臣秀吉が大阪の守口村で食べて名付けたと言われている。
▼犬山城
・天下人3人が奪い合った国宝の犬山城。
・望楼型
初期の天守によく見られた形で、一階もしくは二階建ての建物の上に
物見の建物(望楼)をのせている。
・付櫓
櫓が天守などに接続している櫓のこと。犬山城天守には付櫓が2つある。
・武器の間
武具が置いてあった棚などがそのままの状態で残っている。
ここで武具を持って、戦に行っていたと思われる。
・桃の瓦
犬山城天守には魔除けとして桃の瓦がある。
・最上階
城下町から名古屋、岐阜方面まで360度方向を見渡すことができる。
戦国時代、この見晴らしができる貴重な場所なので
天下人らが欲しがったお城なのではないかとも言われている。
バカリズム 今夜の総括
「藤波さん、いつかお城に住みたいと言っていたので、
屋根には馬場さんと猪木さんのしゃちほこを。」