第122回 ネオクラシックカー第2弾(アンコール放送)
2021年11月4日 放送
"ネオクラシックカー第2弾のたしなみ"をおさらい
【たしなみスト】
須山泰宏(日本スーパーカー協会代表理事)
車を愛し続けること約30年。
多くのスーパーカーを所有し、世界のスーパーカーが集まるイベントも積極的に開催しているスーパーカー愛好家。
【名車との一期一会をたしなむ】
●運命の愛車を入手できる奇跡
以下の全ての条件が揃わないと入手できない。
・市場台数(流通している台数が少ない)
・人気(売りに出るとすぐ買われてしまう)
・値段(状態が良いと値段が高い)
・状態(状態は車によりまちまち)
【株式会社 ボブオート】(神奈川県平塚市)
中古車販売・整備店
社長・前田宏明さん
ボブ・シャープに影響を受け、前田さんもレースに参加。
数々の大会で優勝を果たしている。
〜ご紹介した車〜
●トヨタ カローラレビン TE27
・発売当時の新車価格は81万3000円。
現在の中古車価格は400万円以上とも言われている。
・当時最先端だったDOHCエンジンは上部にカムシャフトを2本搭載した高回転・高出力のエンジン。
●ホンダ S600
・バイクメーカーだったホンダがスポーツカー産業に参入したSシリーズの車。
排気量606ccだが、倍以上のエンジンを持つ車と同等のスピード性能を誇り、数々のレースシーンで活躍。世界にその名を知らしめた歴史に残るスポーツカー。
・ホンダ S600はトランクルームの広さを確保するため
バイク製造で培った技術を生かし、チェーン駆動を採用。
小さいボディながら、荷物の下にはスペアタイヤまで収納が可能。
・キャブレターはエンジンに燃料を供給するパーツ。
エスロクは当時としては珍しい4気筒にそれぞれキャブレターを装備。
これにより最適な燃料供給が行え、ドライバーのアクセル操作に俊敏に反応するレーシングエンジンが誕生した。
●マツダ コスモスポーツ
1967年発売。当時の新車価格は148万円だったが、現在中古車価格で1000万円を超えることもある。
【ミーティングをたしなむ】
〜ご紹介した車〜
●トヨタ スポーツ800
・1965年発売。トヨタのヨタと800ccの8を取り、通称「ヨタハチ」と呼ばれている。
・トヨタ2000GTと並び、曲線が美しい車と言われており、発売年はトヨタ 2000GTが1967年、トヨタ スポーツ800が1965年発売
・1967年に開催された日本初の24時間レース
第1回富士24時間耐久自動車レース大会に出走したヨタハチはフェアレディやいすゞベレットなど倍以上ある排気量の車が走る中、なんと2000GTに次ぐ3位という記録を残した。
・パブリカ セダンがベースの車。軽量化のためにボディーはアルミ。
屋根は手動で着脱可能になっており、1965年当時の技術を詰め込んだ歴史的名車。
▼ヨタハチ × エスロク比較
・トヨタ スポーツ800、ホンダS600は当時の国内レースで数々の死闘を繰り広げた、永遠のライバルと呼ばれる車。
・ホンダ S600は重量約700kg、ボディーにフレームを使い頑丈な作りなのに対し、トヨタ スポーツ800は580kgモノコックボディーと言われる、卵の殻のような形で強度を保っている。
▼ヨタハチ×エスロクのエンジン比較
・トヨタ スポーツ800のエンジンは空冷水平対向2気筒。
ヨタハチのエンジンは空冷で向かい合う2本のシリンダーで駆動する水平対向の2気筒。400ccのシリンダーが2つで800cc。
・ホンダS600エンジンは水冷直列4気筒DOHC。
直列4気筒でパワフルなスポーツタイプのDOHCエンジン。
150ccのシリンダーが4つで606cc。
●日産 スカイライン2000GT
・通称「ケンメリ」と呼ばれている。
ケンとメリーが全国をドライブデートするテレビ CMが大ヒットし、2人の名前がそのまま愛称となった。
スカイライン歴代最高販売台数、約67万台を記録。
・ケンメリの中でもハイグレードのスカイライン2000GT-R。
生産台数は世界でたった197台という超希少車。
中古車市場では1000万円以上の値がつくこともある。
オーナーの清水さんは20年以上かけGT-R仕様へとカスタマイズした。
バカリズム 今夜の総括
「須山さんも このモデル目線で写真を撮ってもらいたい。」