第63回 大人の憩い完結編
2019年11月2日 放送
“大人の憩い完結編”をおさらい
◎バス釣り
米原産の淡水魚「ブラックバス」
その旺盛な食欲や警戒心の高さを利用したゲームフィッシングが「バス釣り」
本場アメリカではプロスポーツとして高い人気を誇り、MLF・メジャーリーグフィッシングという大会も。
日本でもバス釣りの人気は高く国内640万人の釣り人口の内、およそ6割が、バス釣りなどのルアーフィッシングファンといわれている。
◎たしなみスト
ルアマガプラス編集長・松島秀樹
人気のバス釣り専門雑誌「ルアーマガジン」で編集長を務め、現在は釣りの総合情報ウェブメディア「ルアマガプラス」の編集長として釣り業界全体をささえる。
◎茨城県・霞ヶ浦
滋賀県の琵琶湖に次いで日本で2番目の広さを誇る淡水湖。
都心から電車や車でのアクセスがよく、バス釣りファンが集まる聖地としても知られている。そして早朝がポイント!
◎早朝をたしなむ
残暑が続く10月頃までは、早朝からお昼頃までがピーク。
人間同様、ブラックバスも水温が上がると動きが鈍くなって釣れにくくなる。
◎バス釣りの醍醐味
バス釣りは「どうやったら釣れるのか」を戦略立てて考える釣り
「どの種類・色のルアーを使うのか」「どこのポイントを狙うのか」
さらにその時の天候や気候、水の状態などによって変えていく必要があり、
その組み合わせは無限大。
この考えながらトライ&エラーを繰り返す「ゲーム性の高さ」がバス釣りの醍醐味 。
◎ガイドフィッシングをたしなむ
バス釣りのプロが基本から全て教えてくれるサービス初心者は、竿やルアーがなくてもガイドから借りることもできる。
◎バスプロ
バスフィッシング団体に所属しトーナメントの賞金や
スポンサーからの契約料などで生計を立てている
◎霞ヶ浦最強のプロガイド・草深幸範(くさぶか・ゆきのり)さん
◎バスボートをたしなむ
バス釣りの最強アイテム「バスボート」
このボートがついて、ガイド料金はひとり1日4万円。
しかし、ふたりで申し込めばひとり当たり2万5000円となりお得!
◎ブラックバスの生態を知る
ブラックバスは基本的に直射日光を嫌い、障害物や変化のある場所にジッとしていて餌になりそうなものが目の前を横切ると襲いかかる習性がある。
◎バス釣りは
頭の中でいろいろと仮説を立てて、推理ゲームのようにたしなむ!
◎ルアーは女優
自分が監督になった気持ちで女優を使う生かすも殺すも監督次第
“純喫茶のたしなみ”をおさらい
◎たしなみスト
ほぼ毎日喫茶店に通う喫茶店愛好家 飯塚めりさん
イラストレーターである彼女は、訪れた喫茶店を絵日記にしたため、書籍化。
お店のメニューとともに、喫茶店でのお客さんの会話や、気になる内容をイラストで紹介。
◎お店の名物をたしなむ
◆落ち着いた照明とムーディーな空間フレンチスタイルの純喫茶・カフェトロワバグ
▼グラタントースト800円
ハムとチーズをサンドしたパンに、手作りのベシャメルソースをかけ、焦げ目がつくまでトースターで焼いた、人気の一品
◎”フレンチスタイル”
喫茶店の内装スタイルのひとつ
そのスタイルを作り上げたのが、建築デザイナーの松樹新平さん。
▼松樹流フレンチスタイルの特徴①
あえて隠さず、表に出した木の梁や漆喰の白壁など、フランスの田舎の家をイメージした内装
▼松樹流フレンチスタイルの特徴②
フランス語の店名
「トロワバグ」も、フランス語で、「3つの輪」という意味。 店主の三輪(みわ)さんの名前にちなんでいる
◎フレンチスタイルのお店の特徴
コーヒー豆を数年寝かせた「オールドビーンズ」を使用
その豆を使って、丁寧に布でドリップしたコーヒーは酸味が柔らかく、まろやかな味わいにコーヒーカップを選んでくれるのも、フレンチスタイルにあるおもてなし主役のコーヒーを引き立てる、シンプルなデザートも特徴の一つ。
◆学習院大学生御用達、ノーブルな純喫茶・「伴茶夢」(バンチャム)
店名の由来は、アラビア人がコーヒー豆を「バン」と呼び、その飲み物を「バンチャム」と呼ぶことから、コーヒーを飲みながら、共に夢を語り合ってもらいたいと名付けた。
▼カフェクイーン 700円
ジョッキを器にしたカフェクイーン。
コーヒーシェイクの上に生クリームをトッピングしているボリューム満点の飲み物
▼パンカレー 620円
特注の山型パンにマーガリンをたっぷりと塗り、食感を良くするため、オーブンに入れる前にパンに切り込みをいれるのがポイント
熱々のトーストの上に乗せるのは、数種類をブレンドしたお店のオリジナルカレー
◆海外旅行気分が味わえるメルヘンな純喫茶・gion(ギオン)
店内はレトロな雑貨や装飾品で飾られ、ノスタルジックでメルヘンな装い店内には天井からぶら下げられた、ブランコに座ってくつろげる人気の「ブランコ席」が
▼ナポリタン 840円
創業以来40回以上レシピの改良を繰り返しているというお店名物ナポリタン
ソースにはケチャップやワイン、醤油など20種類以上の材料を使っている。
しっかり目に炒めた細麺がソースによくからむ、お店の看板メニュー。
“陶芸のたしなみ”をおさらい
◎たしなみスト
美術商 柿沼健一(かきぬま・けんいち)さん67歳。
銀行員時代、骨董品店で魯山人の作品を見て一目惚れ。
銀行員として働いていた時に3000万円ものお金を 陶芸収集に使ってしましました。
ますます高まる陶芸への興味。ついに安定した銀行員をやめて 美術商になってしまいました。
◎人間国宝が作った作品をたしなむ
▼茨城県笠間市
江戸中期から焼き物の街として栄えてきた
かつてこの周辺でとれる粘りがあり細かい粒子の粘土を使った笠間焼は
丈夫で甕(かめ)や擂鉢(すりばち)などの日用品の生産が盛んに。
また、伝統や格式にとらわれず、陶芸家の自由な作風を受け入れてくれるのも笠間焼の魅力。
◎茨城県陶芸美術館
これまでに認定を受けた人間国宝34人全ての作品にくわえ、900以上の所蔵品があり、全国でもトップクラスのクオリティを誇る。
◎人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門
酒井田家は有田焼の名家
有田焼の創世記は青色一色の絵付けであったが1640年代に初代柿右衛門が日本で初めて赤色と言われる上絵の技術を開発した。
その血脈と酒井田柿右衛門の名前を300年にわたり受け継いだ14代目が人間国宝として認定。
◎人間国宝 三代 德田八十吉
将棋・釣り・社交ダンスなど多趣味
「自分の上の世代の作風をまねしたくない。僕は僕の作品を作る」
とあえて絵から離れて色と向き合った人物
▼彩釉磁器(さいゆうじき)
複数の釉薬を焼きつけ豊かな色絵の具を使う技法のこと。
色の濃淡や色彩の対比等によって美しさを表現
▼九谷焼き
「九谷五彩」と呼ばれ、
緑・黄・紫・紺青・赤の色絵の具を活用して見事な絵を描いたものが特長。
◎近代陶芸の父 板谷波山
自ら作品を壊してしまうため残っている作品がとても少ない。
そのため、希少価値が高く高額な値がつくことでも知られている。
▼葆光(ほこう)
光を包むという意味。
艶消しの効果によって霧が立ち込めたような淡い色を表現しています。
◎北大路魯山人
画家、書道家そして陶芸家として多彩な顔を持つ日本が誇る芸術家。
▼織部焼き
味わい深い緑色と少しいびつな形状が特徴
▼釉薬
陶器に塗って色艶を出す