第85回 乗馬
2020年6月20日 放送
"乗馬のたしなみ"をおさらい
◎たしなみスト
草薙達也(座間近代乗馬クラブ3代目)
大人のテーマパーク 乗馬クラブをたしなむ
●座間近代乗馬クラブ
神奈川県座間市
・初心者体験コース 1回30分×4回 1万6000円(税込)
(体験コースはヘルメット、プロテクター、ブーツレンタル無料)
・一年会員
入会金 4万4000円
年間費 6万6000円
騎乗料 3300円
レッスン料 1650円
・初心者体験コース
1回30分×4回 1万6000円(税込)
ブーツ、ヘルメット、プロテクターレンタル無料
●乗馬をたしなむ
・鐙(あぶみ)手綱(たづな)まずはこの2つを覚えよう。
・馬の体高は160cm馬の背中に一人で乗るのが最初の難関。
・馬の上に乗ると目線の高さは2m40cm。
・常歩=馬にヒモをつけてゆっくりしたスピードで歩く
・速足(はやあし)=高さに慣れたら少しスピードを上げる。
・通常4回目で1人乗馬が可能になる
・手綱の使い方
両方引く→ブレーキ
左へ引く→左へ
右を引く→右へ
・舌鼓(ぜっこ)
チッチッチッという口から鳴らす音。
騎手が馬をコントロールするのを補助する技法。
●人馬一体をたしなむ
・馬の体重は500キロ以上!騎手が軽自動車の背中に乗って障害物を超えているようなもの。
馬と心を通わし、人馬一体とならなければ大会に出場できない。
50センチほどの障害物であれば馬の力だけで飛ぶことができます。
しかし、高さが上がるほど難易度が上がり、
人が馬の力を引き出せないと飛ぶことはできません。
乗馬の世界では「馬が人を育て、人が馬を育てる」という言葉があり
人と馬が協力しないと技術を磨くことは出来ないのです
●蹄鉄をたしなむ
・馬の体重は500kg
・足を一本でも怪我したら、うまく歩くことができなくなり、最悪死に至ることもあります。
・蹄鉄は靴底と同じように走るたびに削れてしまいます。
・装蹄師(そうていし)さんを定期的に乗馬クラブに呼び付け替えてもらわなければなりません
・馬から蹄鉄を外すと新しい蹄鉄を500度に熱し、馬が痛みを感じない蹄(ヒズメ)に当て、大きさを調整します。
・ぴったりとはまるようにミリ単位で形を整え、最後に釘を打ち付けます。
・蹄から突き出した釘はペンチで切り落とします。
・30日から40日に一度新しい蹄鉄に付け替える。
●厩舎
・馬は1日の大半を厩舎で過ごし、ここで餌を食べます。
・飼料1kgさらに麦やトウモロコシなどの穀物1キロ、干し草2キロ。一回の食事で合計4キロ食べます。
・人と同じように3回食事し、1日に20リットル以上の水を飲みます。
・1頭で1日に20kgくらいのボロ(馬のフン)を出す。
・全て有効に活用される
・栄養が詰まったボロは質の良い腐葉土(ふようど)になり、乗馬クラブの近所の農家で野菜作りに役立っています。
馬のオーナーをたしなむ
・馬は牧場やオークションで購入できる
・オークション
馬は能力に価値が付くため、ある程度調教されて
能力がわかるようになってからオークションに出される。
犬は生まれてすぐの子犬の時に買いますが
馬は少し大きくなった2歳くらいからオークションに出される。
・馬の購入額
10万円〜200万円(国産馬の場合)
・馬の維持費
毎月13万円〜20万円(座間近代乗馬クラブの場合)
●コミュニケーションをたしなむ
・爪の裏にたまったゴミを出す
・言葉が通じない馬と心を通わせるため、愛情を込めて世話をすることで、馬がその人を信頼してくれるようになります。
・下乗り=練習前のウォーミングアップ
騎手に技術がないと
馬が行きたい時にストップしたり、
止まりたい時に行けと命令され、混乱してしまいます。
上級者が的確な指示を出すことで馬が本来の気持いい動きを思い出し
軽快に動ける様になるのです
・乗馬時間1日40分
・人任せにせず自ら世話をすることでますます馬が心を開き、オーナーへの信頼が増す。
・馬の皮膚は人間よりもデリケートなので、肌に優しい自然由来のシャンプーを使っています。
・準備30分→乗馬40分→メンテナンス60分
・オーナーは愛情を馬に注ぐことで、馬から多くのことを学ぶ。まさにパートナーという関係。
バカリズム 今夜の総括
「馬を飼うのは無理だと思うのでせめて足に蹄鉄ぐらい」