作詞家・松本隆 ことばの冒険 ~A面だけじゃ語れない~

2025年5月22日(木)20:00~21:54放送音楽

番組概要

「ルビーの指環」「木綿のハンカチーフ」「赤いスイートピー」など2100曲を超える作品を生み、50曲以上がヒットチャート1位という希代の作詞家・松本隆の作詞家生活55周年を記念する特別番組。ヒットメーカー松本隆の顔をA面として、社会の常識や壁を“ことばの力”で壊しつづける松本の顔をB面として描き、世代を超えて愛されてきた名曲とともに、松本の“55年”を綴り、“今”に密着!

 

松本隆がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「松本隆 風街ラヂオ」のゲストに、数多くの詞を提供した近藤真彦が登場!45周年の近藤が、デビュー曲『スニーカーぶる~す』の歌詞を受け取った時の思いなど、興味深い話が語られる。

 

さらに、カメラはデビュー40周年の斉藤由貴のコンサートへ!客席で見守る松本隆の前で、松本作詞のヒット曲『卒業』を歌う。終演後の楽屋では、「卒業」のアレンジャー武部聡志を交えた3人の温かいトークが繰り広げられる。

 

作詞家・松本の最初の大ヒット曲は、太田裕美『木綿のハンカチーフ』。都会と田舎の遠距離恋愛ですれ違う恋人たちを描いたこの曲には、実はモデルがいた。番組には、このモデルとなった男性が登場、知られざる名曲誕生の秘話が明かされる。

 

「40年以上も売れ続けているアルバム」と松本自身も胸を張る、大滝詠一『A LONG VACATION』。“日本ポップスの金字塔”と称されるこのアルバムの1曲目、ひときわ軽快なメロディーの『君は天然色』を作る直前に、ある悲しい出来事が松本を襲う。歌詞に秘められた松本の想いとは?

 

20年近く常に音楽界の最前線を走り続けた松本が漏らした本音、「このままだと自分が壊れてしまう」。自ら第一線を退いた松本が次に辿り着いたのはクラシックと古典の世界だった。シューベルト、古事記、小野小町を作詞!?松本隆のB面の顔に迫る。 

 

そして「今まで出来なかった“ダークな女性像”を描きたい」と、松本が新たに発掘した歌手が当時45才のシャンソン歌手・クミコ。カメラは、現在70歳になったクミコがあの名曲をカバーするスタジオに入り、新たな息吹が吹き込まれる瞬間に立ち会う。

 

“ことば”だけを武器に、自分が持つアンテナを信じ、いつも新たな冒険を繰り広げる作詞家・松本隆。カメラが追い続けたその先に、「なぜ、松本作品は世代を超えて歌い継がれるのか」、その答えが見えてくる。

 

番組のナビゲーターは、雑紙の対談をきっかけに四半世紀にわたり松本と交流がある阿川佐和子さん。
 

曲目リスト

「卒業」 斉藤由貴
「君は天然色」 大滝詠一
「September」 竹内まりや
「春よ来い」 はっぴいえんど
「スニーカーぶる~す」 近藤真彦
「硝子の少年」 KinKi Kids
「心の指紋」 クミコ
「Woman"W の悲劇"より」 クミコほか
※順不同

出演者

  • 松本隆

  • 近藤真彦

  • 斉藤由貴

  • クミコ

  • 阿川佐和子

  • 藤舎貴生

  • 田家秀樹

シェア
LINE