放送内容
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2024年6月16日
今回はパラ陸上短距離100m、200m、400mの日本記録保持者で、
得意種目の400mでは、2016年リオパラリンピックで銅メダルを獲得した辻沙絵選手。
パリでメダル獲得を目指す辻選手と、恩師・水野洋子監督との絆のストーリー。
辻選手と水野監督の出会いは、およそ10年前。
高校時代、健常者のハンドボールで活躍していたことが認められ、
日本体育大学にスポーツ推薦で入学した辻選手。
すると大学2年生の時に、辻選手の身体能力に惚れ込んだ
陸上部・パラ部門の水野監督から陸上部へと誘われました。
すぐには受け入れられなかった辻選手でしたが、
世界で活躍するパラアスリートの姿に感動し、本格的に陸上を始めることに。
そこから、頂点を目指す二人三脚が始まりました。
辻選手のストロングポイントは、ハンドボールで培った瞬発力。
それは、陸上を始めてすぐに発揮され、すぐさま100mと200mで日本新記録を樹立。
リオパラリンピックでは銅メダルを獲得しました。
しかし、東京パラリンピックでは2大会連続のメダルには届きませんでした。
水野監督は合宿や遠征にも全て帯同し、時には夜中まで競技の事で話し合うことも。
常に前向きな水野監督に支えられながら、辻選手は試行錯誤を重ねます。
迎えた去年の世界選手権、辻選手はユニバーサルリレーに出場し、金メダルを獲得。
改めて、個人種目でのメダル獲得に意欲が湧いてきました。
得意の400mでは、東京パラリンピックで課題となった「後半の持久力」をつけるため、
パリに向け取り入れたのが、低酸素トレーニング。
心肺機能を向上させることで持久力の強化を図っています。
苦しい時を乗り越え、パリでメダルを目指す辻選手と水野監督。
二人で歩んできた、パリまでの道のりに迫りました!