放送内容

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#187:視覚障害者柔道 小川和紗

2024年5月26日

今回は東京パラリンピックで銅メダルを獲得した
視覚障害者柔道・小川和紗選手、27歳を紹介しました。
両親の思いを胸に、パリで日本女子柔道初の2大会連続でのメダル獲得に挑む!

1997年、千葉県で生まれた小川選手。 
先天性の視神経膠腫で現在の視力は両目とも0.01程度。
そんな中で、両親のすすめもあり、中学校では3年間柔道部に所属。
高校進学後、視力が徐々に低下し高校2年になると同時に、盲学校に転入。
しかし、そこには柔道部がなく、競技の道を諦めるしかありませんでした。

再び柔道へ後押ししてくれたのは、母・史恵さんでした。
それは視覚障害者柔道。競技を始めた翌年、全日本大会でいきなり2位。 
さらに、視覚障害者柔道連盟の強化コーチを務めていた仲元歩美コーチと出会います。

世界でもトップを争うまでに成長し、
東京パラリンピックでは日本女子柔道唯一の銅メダルを獲得。

しかし東京パラリンピック直後、燃え尽き症候群に。
心がどん底に沈む小川選手でしたが、
両親が東京パラリンピックでのメダル獲得を涙して喜んでくれたことで、
気持ちが吹っ切れ、パリパラリンピックへの思いが強くなりました。

そんな矢先、去年9月の試合中に左足首を複雑骨折する大ケガを負ってしまいます。
パリパラリンピックへの選考試合が続く中での絶望的なピンチ。
しかし不屈の精神でケガから約2か月で復帰すると、
今年行われた国際試合では2大会連続で銅メダルを獲得するなど、順調な回復。
実はこのケガで、今までの柔道スタイルを見直し、更なる進化を遂げていたのです。

逆境を乗り越え、両親の思いを胸に挑むパリパラリンピックで
2大会連続メダル獲得を目指す、小川和紗選手に迫りました!

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