放送内容

放送内容

第192回 東京パラリンピックへ 緊急女子会SP 前編

2019年11月24日

2020年東京パラリンピックまで275日
大舞台で活躍が期待される注目の女性パラアスリート、
陸上・村岡桃佳選手、パラカヌー・瀬立モニカ選手、
車いすラグビー・倉橋香衣選手の3選手が集結。
競技の垣根を越えた女子会ならではの赤裸々トーク。

まずは倉橋選手から2人への質問。

倉橋「パラリンピック自体には出たことがないんで、お2人は出ている先輩方なので、面白いことや楽しいことも、真面目なことも、いろいろ教えてもらえたらいいな」

笹崎アナ「先輩のお二人に。」

村岡選手は冬季パラリンピックに2大会連続出場。平昌では金・銀・銅合わせて5個のメダルを獲得した。
一方の瀬立選手はリオパラリンピックに出場し8位入賞。東京では2度目のパラリンピックに挑む。

村岡「普段アルペンスキーのレースって人がほぼいないんです。パラリンピックになると観客席に人がいっぱいいてカメラとかもめちゃくちゃ回ってて、スタッフもボランティアもスゴイいっぱいいて、常に人に見られている感覚っていうのがスゴイあった」

倉橋「それでやりにくいとかは?」

村岡「こんだけ人に見られてると頭かゆいけどかくのもどうしようかな?とか、逆にお客がいっぱいいてくれるので、期待にも応えたいと思うし、もっとかっこいい自分を見てもらいたいと思うのでそれは力になりますね」

瀬立「やっぱスゴイですね」

笹崎「分かる部分は?」

瀬立「パラリンピックってカヌー競技だけじゃなくていろんな競技の人がたくさんいて、規模が違うのはそこから感じていて、日本全体としてチームとして戦ってる印象が強かったです」

倉橋「そういう経験ないんで、チームメイトとかにも、パラリンピックだと音がうるさくて、声が聞こえんくなるって聞くんでどの競技でもそうなんだと思った」

笹崎「楽しい気持ちが大きい?」

瀬立「楽しかったですね!」

笹崎「いいですよね、こういう意見聞くと」

倉橋「自分楽しみやなってしか思ってなくて、こんなんじゃあかんのかって」

笹崎「楽しむことがまずは大事なんですかね」

倉橋「ありがとうございます」

続いては、瀬立選手から倉橋選手への質問。

瀬立「倉橋選手は車イスラグビーっていうとても、ワイルドなスポーツの中で女子が少ない環境にあると思うんですけど、そういう中で逆に良かったこと、あったりするのかなって思って」

車いすから車いすへの容赦ないタックル。
“マーダーボール”とも呼ばれる車いすラグビー。倉橋選手は日本代表唯一の女性選手として、去年の世界選手権で金メダルを獲得した。

倉橋「よかったこと?考えたんですけど出てこなかった。」

笹崎「ないんですか!?」

倉橋「男性の方が多いんですけど選手は、自分もだし周りも男女を気にしてないから、女として扱われてるとかない。もっと優しくしてくれたらいいのに」
 
この意見に瀬立選手も激しく同意・・・

瀬立「物も拾ってくれないし、ヨーロッパの選手とかはレディーファーストなんですよね。バスとかも一緒に乗ってたら、モニカ先に降りていいよみたいな。っていうのを2週間で成長してもらうのが日本の今後の課題」

上田「さぁここで上田のQです!皆さんのこれがあるから、リフレッシュして頑張れるみたいな、元気の源みたいなものがあったら教えていただけますでしょうか?ちなみに私、上田晋也の源は視聴者の皆様の笑顔でございます。」

笹崎「倉橋さん元気の源は?」

倉橋「私は動物好きなんで、この前もサル触りに行きました!」

笹崎「サル!?普通に触れ合えるんですか?」

倉橋「そうですね、普通にぴょんぴょんこの辺。餌あげて、その餌が車椅子にいっぱいいまも溜まってる」

瀬立「私は食べることがめっちゃ好きなんで、焼肉ですね。タン塩が一番好きで、前まで、食事制限してない時は、20人前とか一人で食べてたんですけど」

笹崎「今はどのくらいに抑えてる?」

瀬立「今は2〜3人前くらいに抑えてます。その分他にキムチとかご飯で賄ってる感じです」

笹崎「(村岡選手の)元気の源なんでしょうか?」

村岡「妹。スゴイ仲が良くて、よく一緒に遊びに行ったりとか、最低でも1日に1回はLINEが来るし。なので私のカメラホルダーは妹がいっぱいいます」

上田「さぁここで上田のQです!トップアスリートだからこそ、スゴさって分かるんじゃないかと思うんです。ですから皆さんが思う、このアスリートスゴイなと思う方、教えていただけますか?」
笹崎「スゴイといえば、村岡選手。やっぱりスゴイですよね。どうですか自分自身では?」

村岡「まさか自分が金メダル取れると思っていなかったですし、金取ると一番上だから、今後は追われる立場って言われる機会が増えたんですけど。5種目あって金取れたの1個だけだし、他は2番3番だから、私は全然、追われる立場ではなく追う立場だと思っているので、そこで金メダリストって言われると、自分のイメージとギャップがあったりします」

ここで、村岡選手の5個のメダル、見せていただくことに。

瀬立「一人一つ分ありますね。すごいな〜めっちゃ重いですね」

笹崎「ありがとうございます!重いですね!」

倉橋「わー金や!」

村岡「スゴイ重たくて、結構5個を持ち運ぶのも大変なんです」

瀬立「いいんですか?」

村岡「いらないですか?」

瀬立「フェイントだ。でも金メダルの方がツルツルしてます」

倉橋「ほんまや」

笹崎「どうですか?倉橋選手。メダル持ってみて」

倉橋「こんな重いってスゴイびっくりしました!」

村岡「あの点字が。パラリンピックだけですね、点字があるのは」

瀬立「なんて書いてある?」

村岡「この点字もハングルの点字らしいんですよ。平昌2018って言ってた気がします」

笹崎「触った事なかったので私も感激してるんですけど、重みがやっぱりずっしりときますね」

村岡「2014年のソチに初めてパラリンピックに、出場させてもらって、メダルが取れなくて、そのあとの4年間は絶対にメダル取ってやるという気持ちで、4年間頑張ってきたので、初めて金取った時、自分が名前呼ばれて、表彰台の真ん中に上がって、日本の国旗が一番高いところに上がっているのを見た時に本当に見たい景色はこれなんだと思って、今でもその景色は忘れられない」

そんな瀬立選手が思うスゴイ選手は村岡選手のチームメート。

瀬立「私はアルペンスキーの狩野亮さんがとても尊敬している選手で、パラリンピックも連覇している、素晴らしい選手なんですけど、一緒にトレーニングする機会があって、そのときにすごく優しく丁寧に、いろいろ教えてくださったりとか、語らなくても背中で物語る強さっていうか、私もこういう風になりたいと思う」

村岡「聞いてる私が恥ずかしい」

笹崎「どうですか?」

村岡「スゴイ分かります。本当に狩野選手、背中で語る。その言葉がスゴイ似合う」

続いては、海外遠征に持っていく必需品。
瀬立選手には遠征に欠かせないものが、たくさんあるそう。

瀬立「炊飯器は必需品です。ヨーロッパはパン生活になるので、食が進まなくて体重が落ちてしまうことがあるので、炊飯器持って行って日本食ご飯と。お米も5kgぐらい持って行って」

笹崎「どれくらいの遠征期間なんですか?」

瀬立「10日間くらい。理由があって、シェアハッピーみたいな感じで、暇な時におにぎりを握ってみんなにおにぎりを分けて、幸せのおすそ分け」

倉橋「やっぱお米が一番力出る。お腹にたまるし」

笹崎「村岡選手日本食は?」

村岡「絶対に持っていきます。電気のIHみたいなやつと鍋がセットになってるやつがあってご飯もパックご飯みたいなの湯煎して、おじやみたいにして食べたりとか」

瀬立「生活力ありますね。やっぱ違いますね」

続いてのテーマは、試合前のルーティーンとジンクス。

瀬立「試合の前の日の夢がホラーだと、スゴイいい記録が出るというジンクスがある。具体的に言うと、自分が殺される夢なんですけど」

笹崎「大丈夫ですか?」

瀬立「そこを逃げていく夢を見るとスゴイいい結果が出るんです。助かるか助からないかは関係ない、あえてその夢を見るために、殺される系の小説を3冊くらい海外遠征には絶対持っていく。遠征前には必ず本屋さん行って、新作をたくさん買っていくんです」

笹崎「するといいタイムが出る?」

瀬立「まちがいないですね」

倉橋「絶対見れるもんなんですか?」

瀬立「8割くらいです。成功率。イメージして寝ると入っていきます」

村岡「やだ自分が殺される夢イメージして寝るの」

笹崎「あまり通じる部分は?」

村岡「ないですね」

笹崎「倉橋選手は何かありますか?」

倉橋「ジンクスとか決まったルーティーンとかはないんですけど、なんかそんなに緊張とかしないタイプなんですけど、いつも通りのまま過ごしていればいいかなって思って。特に何も決めずに過ごしてます」

村岡「同い年の立位、立って滑る女の子がいるんですけど、そのこと一緒にルーティーンを作りました。」

笹崎「作ったんですか?」

村岡「お互いの喝入れみたいな。手打って、最後握手してみたいな。他の国の選手がやってるのを見てかっこいいいねって作りました。」

笹崎「お二人が揃ってる試合の時は毎回?」

村岡「毎回やります。気が引きしまります」

瀬立「いいなって思います。やってみようかなって思います。でも同い年の女子いないので、壁に向かって」

次回は緊急女子会後半戦。

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