放送内容
放送内容
2020年5月10日
※初回放送:2018年1月6日
今回は、アーチェリースペシャル!
気合い十分な上田を指導してくれる選手は、日本パラアーチェリー界を牽引する2人。
リオでパラリンピック初出場、日本人トップの7位入賞を果たした上山友裕選手。そして、北京パラリンピックに出場、日本ランキング2位の長谷川貴大選手。東京でメダルが期待される国内トップ2が、プライベートでもアーチェリーをたしなむ上田をレベルアップさせるため参戦。
日本ランキング1位、上山友裕選手の自慢の武器は、『押す力でブレない左手』。
矢を放つ直前まで、弓を支える左手を前に押し込み、正確に的を射ぬく。
2011年、車イスでの競技者となってからも、この武器をいかし、リオパラリンピックでは、7位に入賞した。
そして、日本ランキング2位、長谷川貴大選手のストロングポイントは『安定感を生み出すテンポ』。
右足が義足の長谷川選手は、長時間姿勢を保つことが難しいため、アゴに構えてから2.5秒で矢をうつ。一定のリズムで放たれた矢は、的の中心へ。2008年には、北京パラリンピックに出場した実力者。
パラアーチェリー競技には2つの部門があり、障がい者の大会だけで行われる「コンパウンド」は、両端についた滑車によって、弓を軽く引けるのが特徴で、的までの距離は50m。そして、2人が出場するリカーブは、的までの距離が70m。オリンピックのアーチェリーと道具やルールは一緒であり、健常者と障がい者が垣根なく真剣勝負できる種目である。
本来、的までの距離は70mだが、初心者の上田には20mの的を用意、特別レッスンしてもらう。まずは、フォームのチェック。国内トップ2からのアドバイスは、“弓を引き始めたら顔を動かさない”、“押し手を的方向に押し続ける”。この2点に気をつけて、もう一度うってみると、上田に劇的な変化がおこった。