ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第31回 リオパラ特別篇 水泳・山田拓朗 木村敬一 柔道・正木健人

2016年09月17日 放送

今回も引き続きリオパラ特別篇。三人のアスリートのストロングポイントに迫る。キャプテンとして水泳チームをけん引する、山田拓朗。13歳、史上最年少で出場したアテネから12年。4度目のパラリンピックで、悲願のメダルに挑む!同じく水泳の木村敬一。世界ランキング1位、去年の世界選手権では2冠を達成。狙うはロンドンでは届かなかった金メダル!そして、柔道・100キロ超級の金メダリスト、正木健人。連覇を狙う彼の前に、ライバルが立ちはだかる。新たな武器を手に、再び頂点に立てるのか?競技人生をかけて3人のアスリートが挑む大舞台・リオデジャネイロパラリンピック。その戦いに迫った。

リオではメダルは射程圏内、頼もしい日本のエース・山田拓朗選手。彼のストロングポイントは、進化し続ける泳速度。泳速度とは、スタート時の飛び込み姿勢や、ゴール時の伸びなどを除いた、純粋にストロークで泳いでいる時の速度のこと。世界トップレベルの泳速度を生み出す秘密は、バランスを崩さない泳法。しかし、左右の腕の長さが違うため、まっすぐ泳ぐのは決して簡単ではない。わずかに左足を強く蹴って泳ぎ、左腕にかかる水の抵抗を調整するトレーニングを積み重ね、さらに、週に一度はスポーツジムに通って体幹を強化してきた。この成果をぶつけ、4度目のパラリンピックでメダルに挑む!

同じく水泳の木村敬一選手。先天性の疾患が原因で2歳の時に両目の視力を失うも、母親の勧めで10歳の時に水泳を始めた。しかし「水泳」という競技を見たことがなかったため、手本を真似ることが出来ず、苦労したという。それでも猛練習を重ねて実力を伸ばし、今やリオで金メダルが期待されるトップスイマーに。そんな木村選手のストロングポイントは、スタートダッシュから生み出されるパワフルな泳ぎ。その秘密は、入水ポイントが遠く、水しぶきが小さい、優れた「飛び込み」。「遠くに飛び込むキック力」と「水の抵抗を受けない入水」この2つが、スタートダッシュにつながるのだ。
また、全盲の木村選手にとって、まっすぐ泳ぐのは至難の業で、コースロープによくぶつかるため傷が絶えず、タイムロスにも悩まされ続けて来た。そこで出した結論が、コースロープに衝突しても減速しないパワーを身につけること。そのために筋力トレーニングに励みパワーという新たな武器を身につけた木村選手の活躍に注目だ。

柔道100キロ超級代表、正木健人選手。ロンドン大会の金メダリスト。
身長190センチ、体重150キロの大きな体を活かし、豪快な投げ技で魅せる迫力満点のパワフル柔道が彼のストロングポイント。兵庫県の淡路島に生まれた正木選手は生まれつきの視力障害により色の識別ができず、幼少期は治療用のメガネをかけて過ごした。中学生の時に先輩の誘いで柔道を始めると、3年生で全国大会準優勝。強豪・育英高校でも好成績を残し、天理大学へ進学した。正木選手に転機が訪れたのは、大学4年生の時。視力の急激な低下が進み、就職活動も困難になった正木選手は、視覚障害者柔道の道を選択。それからわずか2年、パラリンピックの金メダリストへと駆け上がったのだ。強大なライバルが現れる中、2連覇をかけて、下半身の強化トレーニングにも取り組んできた正木選手。「パワフル柔道」に磨きをかけ、いざリオの舞台へ!

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