ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第30回 リオパラ特別篇 柔道・廣瀬誠選手 陸上・和田伸也選手

2016年09月10日 放送

今回のストロングポイントはリオパラ特別篇。二人のアスリートのストロングポイントに迫る。アテネから4大会連続出場を果たした男子柔道60キロ級 廣瀬誠選手。悲願のメダル奪取のための武器は「巴投げからの寝技」。自身、最後のパラリンピックで金メダルを取ることはできるのか…!?そして二人目はロンドン大会、銅メダリスト陸上競技和田伸也選手。陸上を本格的に始めて10年、走るたびに日本新記録を更新する孤高のランナーだ。今回はT11(全盲)クラスの1500メートル、5000メートル、マラソン、3つの種目に出場する。日々進化し続けているという和田選手、リオで狙うのはやはり金メダル!二人のリオパラの戦いを追った。

リオデジャネイロ・パラリンピック視覚障がい者・男子柔道60キロ級日本代表、廣瀬誠選手。柔道との出会いは、高校時代。しかし、高校2年の時に視力が0.01と著しく低下。それでも大好きな柔道を諦めることなく継続してきた。現在は名古屋の盲学校で教員として働く廣瀬選手、実は、才能が花開いたのは盲学校の教員になってからだった。全国大会で優勝を重ね、アテネパラリンピックでは銀メダルを獲得。そこからの快進撃は止まらず、世界レベルの柔道家へと成長した。
そんな彼の誰にも負けない武器、それは、得意の巴投げで崩した相手を逃がすことなく寝技で仕留める―。総合格闘技の道場で柔術を習い始めて4年。寝技や関節技を中心に競い合う柔術のトレーニングにより「巴投げから寝技への連携」が確立したのだ。
今年で39歳、大舞台・リオパラを最後に引退を決めている。有終の美を飾る金メダルを目指し、66キロ級から60キロ級へ階級変更を英断、ハードな減量と激しいトレーニングを乗り越え、万感の想いで挑む最後のパラリンピック。20年以上に及ぶ柔道人生の集大成を見せつける!

リオデジャネイロ・パラリンピック、全盲のランナー和田伸也選手。陸上を始めたのは、今から10年前、29歳の時。視覚障がい者のランニングクラブに参加。そこから3年後、強化選手に選出され、さらにその2年後にはパラリンピックの舞台で銅メダルを取るまでに成長。国内では敵なしで、800メートル、1500メートル、5000メートル、10000メートル、マラソン…と、5つの種目で日本記録を保持。そして昨年の世界大会では、5000メートルで銀メダルを獲得した。
39歳の今なお記録を更新し続ける和田選手のストロングポイントは、「瞬間的なスピード」。その原動力となるのが和田選手の強い「速筋」―。短距離や中距離に必要な筋肉「速筋」は、瞬間的に大きな力を出すことができ、特にラストスパートで威力を発揮する。これが世界と対等に戦える「瞬間的なスピード」の秘密なのだ。
そして、もう一つの武器が、6年前から伴走者をつとめている中田たかしさんの存在。ガイドランナーは黒子役に徹するのが常だが、中田さんは選手と同じ気持ちで戦い、ともに走る「パートナー」なのだ。伴走者・中田さんとのチームワークも強みに、4年に一度の大舞台・リオパラで、再び表彰台を目指す!

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