ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第21回 視覚障がい者マラソン 道下美里

2016年07月09日 放送

視覚障がい者マラソンの美しき女王、道下美里選手。日本記録を樹立し、自己ベストは世界第2位。身長144センチ、小さな歩幅が生み出す超高速の'ピッチ走法'で最後まで粘り強く走る…それが彼女のストロングポイント。リオパラリンピックで金メダルを―。進化し続ける39歳に密着した。

今年のリオパラリンピックから初めて正式種目となる、視覚障がい者の女子マラソン。その初代女王の座を狙うのは、国内最速のランナー・道下美里選手。右目は全盲。左目の視力もわずか0.01弱。

彼女の武器は、「粘り強いピッチ走法」。驚異的な足の回転率でスピードをあげ、粘り強い走りでゴールを目指す。そのピッチ数は、あの高橋尚子選手をも上回る、1分間240歩。
実は道下選手…小さい頃は運動音痴だった。角膜の病気により13歳で右目を失明。25歳で左目の視力のほとんどを失い、引きこもる日々の中で出会った陸上。頑張った分だけ、必ず結果がでる陸上に、失いかけていた夢や希望を見出した。

視力のほとんどない道下選手は、伴走者と共に走る。ロープを持ち、伴走者からコースの状況を口頭で教えてもらいながら2人3脚で走る、まさにチーム戦。今10人の伴走者が練習を支える。
「仲間がいてくれるから、世界を目指すことができる」。

道下選手の最大のライバルは、世界記録をもつロシア人選手。タイム差は約1分。金メダル獲得のために、体幹を鍛える過酷なトレーニングやフォームの見直し、スピード練習などを重ね、1カ月間に500キロ以上を走り抜くストイックな日々。そんな彼女の唯一のリラックスタイムは、ご主人との時間だった。
仲間や家族に支えられ、リオパラリンピックの舞台で最も輝くメダルを目指す!

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