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毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第161回 ブラインドサッカー・ワールドグランプリ×上田晋也

2019年3月31日 放送

3月に開催されたブラインドサッカーの国際大会「ワールドグランプリ2019」。
日本を含む、世界の強豪8カ国が参加。
今回は番組ナビゲーターの上田晋也が現地取材。

去年行われた、第1回大会。
開催国として臨んだ日本でしたが世界との差を痛感。結果は6カ国中5位。

迎えたグループリーグ。
グループAの日本は、ロシアとの初戦を引き分け。
第2戦は、南米の強豪・コロンビア。
1点ビハインドで迎えた前半17分、エース川村選手のシュートが決まり、同点に。さらに、後半17分、相手のボールを奪い、川村選手がドリブルで仕掛けて逆転ゴール。
エース川村選手の2ゴールで大きな1勝を挙げた。

川村「ゴールを決めることでチームを救うことを、これまでずっと意識してきた。最後、待ちきれて嬉しいです」

そして、引き分け以上で自力での準決勝進出が決まる第3戦の相手は世界ランク4位のスペイン。
前半、体格で勝る白のユニホーム・スペインの猛攻に遭うが、日本は連動した守備で防ぐ。これは、高田監督が就任当初から掲げる世界を相手にした“粘り強い守備”。
そして後半9分、川村選手がドリブルで仕掛ける。
このドリブル、川村選手が去年から取り組んできた世界と戦うための“新たなる武器”。
南米の選手から取り入れた「ドラッグステップ」。
これまでは、ボールを細かく横にタッチしながらドリブルをしていたが・・・
ドラッグステップは1回のタッチで前へ進む距離が大きく、推進力のあるドリブルが可能に。

川村「突破するための武器を増やすため身につけたドリブル」

世界基準の素早いディフェンスを置き去りにするスピード溢れる「ドラッグステップ」。

川村選手が挙げた1点を守り抜いた日本はグループリーグをみごと1位で通過。国際大会初のベスト4入りを果たした。
そして、勝てばメダルが確定する強豪イングランドとの準決勝。
この試合、エース川村選手が厳しいマークに・・・。
すると後半7分。
イングランドに、先制点を許してしまう。
結果は0−2。
惜しくも決勝進出を逃した。 これにより、スペインとメダルをかけた3位決定戦に臨むこととなった日本代表。
この試合を観戦するため、スタンドに向かった上田晋也。
そこで遭遇したのは日本代表の経験もある元Jリーガー・石川直宏さん。2015年にブラインドサッカーと出会い、その魅力に取り憑かれてしまったという。現在は積極的にブラインドサッカーを通した研修や活動に参加している。

上田「石川選手でも学べるところはあるんですか?」

石川「メチャクチャある。コミュニケーションスキル、勇気を持って仕掛けるところ。サッカーでも取り入れられることがいっぱいあると思ってます」

上田「いい結果出して欲しいですよね」

そしていよいよ、メダルをかけた運命の一戦。
ブラインドサッカー ワールドグランプリ、3位決定戦。
日本代表は、世界ランク4位の強豪・スペインに挑む。
互いに一歩も譲らず、前半が終了。
勝負は後半へ。
強豪を相手に互角の戦いを見せましたが、メダルには届かず。

ブラインドサッカー日本代表が国際大会初のベスト4入りを果たした今大会。
優勝は大会連覇となるアルゼンチン。
MVPにはアルゼンチンのエスピニージョ選手。
ベストゴールキーパーには日本の佐藤大介選手が選ばれた。

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