ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第13回 パラサイクリング 鹿沼由理恵②

2016年05月14日 放送

昨年3月、パラサイクリング トラック世界選手権で銀メダルを獲得した鹿沼選手 。競輪選手・田中まいとの息のあった最強のコンビネーションで、国内にはライバルは存在しない。今回はイタリアで行われた、リオパラリンピックの前哨戦となる国際大会に密着取材。ストロングポイント「最後まで衰えないスピード」で挑むリオに向けての最後の戦い。絶対王者ニュージーランドと強敵イギリス。金メダルに最も近い3チームの戦いを追った。

一昨年の世界選手権で優勝を果たし、これまで手にした国際大会のメダルは5つ。着実に好成績を積み上げ、現在世界ランキング2位につけている鹿沼選手。
視覚障がいを持つ鹿沼選手の種目は、パラサイクリングの2人乗り競技〝タンデム〟。前に乗るパイロットと呼ばれる健常者と連携して速さを競う。パートナーは競輪選手として活躍する田中まい選手。コンビを組んで2年、限られた練習時間の中でもお互いの実力を認め合い、最高のパフォーマンスを生み出してきた。
今年3月、イタリア北部のモンティキアーリで行われた世界選手権は、リオデジャネイロパラリンピックでのメダルの行方を占う前哨戦と言える大会。ランキング1位の絶対王者ニュージーランド、そして最大のライバルであるイギリス。その2か国との対戦で、リオへの手応えと課題を見つける最後のチャンスだ。鹿沼選手のストロングポイント「最後まで衰えないスピード」で、日本と互角の実力を持つイギリスを抑え、見事決勝に進出したが、王者ニュージーランドとの決勝戦では小さなミスが響き、惜しくも敗れてしまった。金メダルを獲るために必要なこれからの課題…。鹿沼選手は目の前の現実を受け止め、新たな調整を始めた。そして4月、全日本選手権のレースでも課題克服に向き合う中で、それでも確かな進化を見せてくれた。
34歳の鹿沼選手にとって最後の戦いになるかも知れないリオの舞台。パートナーの田中選手も5月からはリオの本番までパラサイクリングに専念することを決意した。2人の思いはひとつだ。「後悔はしたくない」。
この夏、最高の舞台で夢の表彰台に立つために、2人の戦いはいよいよラストスパートを迎える。

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