ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第105回 パラアイスホッケー 堀江航

2018年02月17日 放送

パラアイスホッケー日本代表38歳 堀江航選手。
中学、高校とサッカーで全国大会に出場、足に障がいをおい、車いすバスケへ。アメリカ留学し全米大学選手権制覇。プロとしてスペイン、ドイツで活躍。その後、パラアイスホッケーに転向。平昌最終予選では大会ベストDFに選出。さらには、健常者に混じりブラジリアン柔術にも挑戦。アジアオープン大会の表彰台に登る実力者。マルチに活躍する彼の類まれな能力とは!?
万能アスリートが送るトレーニングや日々の様子に密着!

選手同士の激しいぶつかり合い。氷上の格闘技とも呼ばれるパラアイスホッケー。日本代表は2010年バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得。しかし、ソチは最終予選敗退、出場を逃した。2大会ぶりとなる平昌では、バンクーバー以来となるメダルを狙う。

そんな堀江選手、実は・・・マルチな才能を持つ、異色のパラアスリート。
高校までサッカー漬けの毎日を送り、中学、高校で活躍。大学3年生の時にバイクで事故。左足を骨折する。
堀江「骨折だったけど血管がつぶれてて。筋肉が死んでいくんで、熱とかもスゴくて痛みとかも。切ってなくなるんだったら切った方がいいな。」
足に障がいをおい、車いすバスケットボールと出会い、アメリカへ留学。イリノイ大学時代には、全米大学選手権で優勝も経験。ドイツへ渡り、リーグ戦、カップ戦、ヨーロッパクラブチャンピオンシップで3冠を達成した。その後、パラアイスホッケーとの出会い、4カ月後には日本代表のイタリア遠征に帯同する驚異の成長。着実に力をつけ、競技を始めて5年目の去年、平昌パラリンピック出場にも大きく貢献。最終予選では、ベストディフェンダーに選出された。

堀江選手は障がいをおったことについて、今では・・・
堀江「僕はもう今はホントに足がなくなってマジラッキーだなと思ってるんで。事故で障がいが残ったからこうやって国の代表になって世界の舞台で戦えるようになれた。」

先月、長野で行われた「ジャパンパラアイスホッケーチャンピオンシップ」
参加国は韓国、ノルウェー、チェコ、日本の4カ国。全て各上の相手で、韓国とチェコは平昌パラリンピックでも戦う。
大会を通して、堀江選手のストロングポイント「流れを変えるポジショニング」が発揮された。ポジショニングで重要なのは、ある3つの行動だと堀江選手は言う。
堀江「“情報を得る”というのと“判断する”というのと“実行する”」
このポジショニング能力には中学では全国大会優勝チームに所属、さらに全国高校サッカー選手権にも出場、レギュラーとして活躍していたサッカーの経験が大きく生かされていた。

さらには、万能アスリートとしてブラジリアン柔術も健常者に混ざりアジアオープン大会にも出場。その実力は3年連続、表彰台に上るほど。
柔術とパラアイスホッケーの関連は・・・
堀江「いろんな体の動かし方とかを学ぶのに多種目やるのはいいなと思っていて、それを実践する意味でやっています。」

平昌パラリンピック。
日本代表は課題を修正し、バンクーバー以来、2大会ぶりのメダルを狙う。

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