ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第7回 パラ卓球 岩渕幸洋

2016年04月02日 放送

数々の世界大会でメダルを獲得し、現在の世界ランクは12位。岩渕選手のストロングポイントは「超攻撃的な前陣でのプレイ」だ。卓球台に身体が当たりそうなほど前に出るプレイスタイルで日本代表となった日本パラ卓球界の期待の星に密着取材。世界の強敵にも打ち勝つその強さの秘密に迫る。

昨年3つの国際大会で優勝し、リオパラリンピック代表にも内定。世界を相手に幾つもの勝利を積み重ねているパラ卓球界の新星・岩渕幸洋選手。
生まれつき左右の足が内側に曲がる先天性内反足という障がいがある岩渕選手が障がい者卓球と出会ったのは中学1年の時。現在は大学卓球界の名門・早稲田で健常者と切磋琢磨しながらレベルアップを図り、今やパラ卓球の日本チャンピオンという存在だ
岩渕選手のストロングンポイントは「超攻撃的な前陣でのプレイ」。卓球には前陣・中陣・後陣の3つのプレイエリアがあり、試合では展開に応じたエリアを選択するのが一般的だが、岩渕選手は常に前陣でのプレイにこだわり、相手の球に瞬時に反応し、最短距離で打ち返す攻撃的なスタイルを貫いている。前後左右のフットワークの軽さが重要な卓球競技だが、足にハンデを抱える岩渕選手にとってそれは弱点。岩渕選手は自らの弱点を逆手に取り、逆転の発想で前陣での攻撃的なスタイルを確立させた。そして前陣でのプレーを可能にするために、相手のわずかな動きで素早くコースを予測する術を体得した。更にラケットの特殊なラバーを使い、球の回転を自在に操る技術も身に付けた。世界を相手に積み上げた勝利の陰には磨き上げてきたテクニックと深いこだわりがあったのだ。
昨年6月のスペインオープンでは、当時の世界ランキング3位の選手に逆転勝利して優勝。初の大舞台となるリオパラリンピックでも「超攻撃的な前陣でのプレイ」で世界の強豪たちに挑む。リオ大会での目標はメダル獲得。そして一番輝くメダルを目指す闘いは2020年へと続いていく。

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