ストロングポイント

毎週日曜 17:30~18:00放送

放送内容

第4回 カヌー 瀬立(せりゅう)モニカ

2016年03月13日 放送

今年のリオパラリンピックから正式種目となるカヌー。競技を始めてわずか8か月で参戦した大会でいきなり優勝するなど、女子カヌー競技の超新星として注目を集める瀬立モニカ選手(18歳)。リオパラリンピック、そして2020年東京パラリンピックを見据える彼女には誰にも負けない武器がある。それは、柔らかく、かつ、力強いパドリング。瀬立選手のストロングポイント「水をキャッチする柔らかなパドリング」を生みだすものとは?
今年5月に行われるドイツ大会でリオパラリンピックへの出場権を掴む為、日々精力的にトレーニングを行う瀬立モニカ選手に密着する。

競技を始めてまだ2年。日々成長著しい女子カヌー界の期待の新星・瀬立モニカ選手。
16才で初めて挑んだ日本選手権で優勝、日本代表として参戦した世界選手権でも9位の成績を収めた。本格的に競技を始めてまだ2年…瀬立選手は18歳の現役高校生だ。4年後の東京オリンピックでは地元江東区にカヌーの競技会場が設けられる。そのために江東区ではカヌー部を設立してジュニア選手の育成に努めており、中学生の時からそのクラブに所属していたのが瀬立選手だった。軽い気持ちで始めたクラブ活動だったが、高校1年の時に怪我を負い、その後再びカヌーと向き合う中でパラリンピック出場が大きな目標に変わった。だが、全身の筋肉と体幹を使って漕ぐカヌーは、200m1分を切る早さで、およそ100回以上も全力で漕がなければならないハードな競技。怪我により胸から下を動かすことが出来ない瀬立選手が強い理由…、その秘密は肩甲骨の可動域の広さと柔軟性、さらに3歳から始めたという水泳にあった。得意とするクロールの泳ぎ込みによって、肩の柔らかさと水をつかむ力を手に入れた。そして、その柔軟性を武器にした彼女だけのフォームがカヌーの力強い推進力に繋がっていたのだ。
日本カヌー界に彗星のごとく現れた瀬立選手は、そのストロングポイント「水をキャッチする柔らかなパドリング」でリオを目指す。パラリンピックへの出場は応援してくれる人たちへの感謝の気持ち…。そして、その道は2020年、東京の舞台へと続いている。

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