紀行ドキュメンタリー

読売テレビ開局60年 正倉院の奇跡 ~守り継がれた天皇の倉~

読売テレビ開局60年 正倉院の奇跡
~守り継がれた天皇の倉~

10月19日(土) 19:00~20:54放送

番組概要

読売テレビ開局60年記念番組。

皇室ゆかりの宝物として、1300年もの間、奇跡的な保存状態で伝えられてきた正倉院宝物。読売テレビは、最も有名な「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」復元プロジェクトに密着。よみがえる琵琶のきらびやかな装飾と幻の音色を軸に、正倉院の始まりから宝物が守られてきた長い歴史を追う。
また、俳優・小池徹平は五絃琵琶の起源を追ってインドへ。キャスター・辛坊治郎は、奈良時代、先進文化を求めて命がけで海を渡った遣唐使の足跡を追って中国へ。全編4Kカメラで撮影した色鮮やかな映像で、ニッポンが世界に誇る「正倉院」の奇跡の物語を伝える。

出演者

辛坊治郎
小池徹平
林  マオ(読売テレビアナウンサー)
西川明彦(宮内庁正倉院事務所所長)

みどころ

天皇陛下御即位を記念して、正倉院宝物を一挙公開
令和元年となる今年、御即位という慶事を記念して、史上初めて東京と奈良で同時に正倉院宝物の展覧会が開かれる。番組では、両展覧会で公開される正倉院宝物を4Kカメラで撮影した映像で紹介。
また「天皇の倉」として守られてきた校倉造りの正倉院正倉内部や、天皇の「勅封(ちょくふう)」が施された宝庫の鍵を開ける「開封の儀(かいふうのぎ)」の通常非公開の儀式など、貴重な映像によって正倉院宝物の美がどのようにして守り伝えられてきたのかに迫っていく。

世界で唯一現存する五絃琵琶―復元プロジェクトに密着

世界で唯一現存する五絃琵琶―復元プロジェクトに密着

弦が5本の琵琶としては、世界で唯一現存する幻の琵琶「螺鈿紫檀五絃琵琶」(らでんしたんのごげんびわ)。宮内庁正倉院事務所が15年の歳月をかけたその復元プロジェクトに密着。
七色に光る「夜光貝(やこうがい)」の貝殻や、ウミガメの甲羅「玳瑁(たいまい)」など、今ではほとんど手に入らない希少な素材を使い、人間国宝の作家らが究極の技によって琵琶にきらびやかな装飾をほどこしていく。さらに、弦の製作には上皇后・美智子さまが皇居で育てられた日本固有種の蚕「小石丸(こいしまる)」の絹が下賜された。美智子さまの小石丸はどのような音色を奏でるのか…

小池徹平が五絃琵琶の源流をたどりインドの世界遺産へ

小池徹平が五絃琵琶の源流をたどりインドの世界遺産へ

俳優として活躍著しい小池徹平が五絃琵琶のルーツを探る旅のリポーターに挑戦。
ミュージシャンでもある小池が、宗教や生活と密接な関係にあるインド弦楽器の世界に触れる。そして、世界遺産のエローラ、アジャンター石窟寺院を訪れ、巨大な石の寺院の中に五弦琵琶の痕跡を探すと、そこには…

辛坊治郎が中国の古都・西安へ

辛坊治郎が中国の古都・西安へ

当時、世界の中心として栄えた大唐帝国の都・長安。現在の中国・西安を辛坊治郎が訪れ、豪華な装飾がほどこされた五絃琵琶がどうやって日本へたどり着いたのかを探っていく。巨大な城壁や古代ローマやペルシアなど世界各国の文化を凝縮した出土品の数々を目にし、大唐帝国の迫力に触れた辛坊。その唐の先進文化を日本に持ち帰ろうと命がけで海を渡った遣唐使の足跡をたどり、五絃琵琶が日本にもたらされた「謎」に迫っていく。

正倉院~知られざる物語

1300年前、聖武天皇の遺品を正倉院に納めた后・光明皇后。権力の象徴として正倉院宝物の香木「蘭奢待(らんじゃたい)」を切り取って持ち帰った織田信長。そして今、日々、宝物と向き合い、保存修理に努める宮内庁正倉院事務所の職員たち。
実は、正倉院には知られざる物語が数多くあることを、正倉院事務所の西川明彦所長とともに語っていく。

…この番組は4Kで制作しています。
チャンネルでは高精細な4K映像でご覧いただけます。

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