第65話 泣き虫タミ
真夜中、王宮に侵入したのは、王子時代の世宗が共に過ごした少女タミだった。両親を女真族に殺された彼女は、世宗に特別な陳情書を渡す。放火犯の濡れ衣を着せられ命の危機に立たされた北三道の民は、世宗に直訴するため王宮へ押しかける。殺気立つ彼らに世宗はひざまずき、詫びる。世宗の誠意は彼らの心を動かし、一触即発の危機は回避された。世宗は現行の租税制度を見直すと宣言するが、チョ・マルセンは…。