放送内容

2016年12月05日 放送

第185回 鳥羽一郎

鳥羽一郎

今回は、演歌界の大海原へと漕ぎだして早35年の鳥羽一郎。
“海の男の演歌”…そのイメージを定着させたデビュー曲『兄弟船』や
恩師である作曲家・船村徹の出世作『別れの一本杉』を熱唱!
さらに、船村が手掛けた歌謡史に残る名曲の数々も…。
トークでは、その恩師との今だから話せる貴重な秘話も披露してくれます。

曲目リスト

  • 大ヒットデビュー曲『兄弟船』
  • 師匠・船村徹を歌った曲『師匠(おやじ)』
  • 春日八郎の名曲カバー『別れの一本杉』
  • デビュー35周年記念曲『北海夫婦唄』

<秘蔵映像>

  • 鳥羽一郎の師匠・船村徹作曲の名曲集
  • 美空ひばり『みだれ髪』
  • 村田英雄『王将』
  • 島倉千代子『東京だョおっ母さん』
  • 青木光一『柿の木坂の家』

プロフィール

本名:木村嘉平(きむら よしひら)
生年月日:昭和27年4月25日
出身地:三重県鳥羽市石鏡町
趣味:歌を聴く事 (昔の歌謡曲をしみじみと聴いています)
   クルージング(船に乗って浮いているだけで気持ちがいい)
家族:5人家族

略歴:
昭和27年4月25日、三重県鳥羽市石鏡町に二男二女の長男として生まれる。地元の学校を卒業後、まぐろ船・かつお船の漁労員として約5年間の船上生活、その後、陸に上がって板前修業を経験。
歌手になる夢を捨てきれず上京し、憧れの船村徹氏に強引に弟子入り、約3年間内弟子として修行をする。
1982年8月25日「兄弟船」で念願のデビューを果たす。

               
歌手活動:
1982年・・ 「兄弟船」で鮮烈デビュー。
2年がかりで全国制覇をし大ヒットとなる。以後“海もの”“船もの”のヒットを連発し、“海の男、鳥羽一郎”のイメージを不動のものにした。
1985年・・ 第36回 NHK紅白歌合戦に「兄弟船」で初出場。
「海の祈り」が古賀政男記念音楽大賞優秀賞を受賞。
1986年・・ 「男の港」が大ヒット。「愛恋岬」が古賀政男記念音楽大賞優秀賞を受賞。
1988年・・ 海難遺児チャリティーコンサートを始める。第1回は茨城県那珂湊漁港で開催。以後毎年6~7年箇所で実施。
平成13年中には全国64漁港を制覇。
1991年・・ 11月「中仙道」発売。このヒットをきっかけに“街道シリーズ”がスタート。「山陽道」「紀州街道」「東海道」と続いている。
港町のひとつ北海道鹿部町に"鳥羽一郎共和国"が建国。共和国の大統領に就任する。
1993年・・ 新宿コマ劇場初座長公演『歌と喜劇の年忘れ』で活躍。
1996年・・ デビュー記念日に異色作「カサブランカ・グッバイ」を発表。
多方面からの圧倒的支持を受け大ヒットとなる。
新宿コマ劇場座長公演『爆笑痛快時代劇・珍説荒神山』で時代劇に初挑戦。
1997年・・ 第40回 日本レコード大賞 最優秀歌唱賞受賞
1998年・・ 大阪新歌舞伎座 山川豊氏と共に兄弟座長公演『唄う!弥次喜多~故郷に帰る~』で活躍。
1999年・・ 大阪新歌舞伎座 山川豊氏と共に兄弟座長公演『痛快!清水港~石松と次郎長~』で活躍。
2000年・・ 「海峡の春」をリリース、現在15万枚突破を果たしヒット中。
三重県より弟・山川豊氏と共に“観光大使”に任命される。
大阪新歌舞伎座 山川豊氏と共に兄弟座長公演『兄弟船』で活躍。
鳥羽・山川の半生を描いた公演で多くの観客に感動を与える。
愛媛県三崎町に5つ目『海峡の春』歌碑建立。
2001年・・ 歌手生活20周年を迎える。東京・大阪でリサイタルの開催を始め、出身地の鳥羽市や全国各地でイベント開催。
記念シングルとして「夢・一本づり」を発売。
2002年・・ 元旦には北島三郎さんとのデュエット曲「演歌兄弟」を発表した。更に宇崎竜童さんの作曲による「海よ 海よ」を3月21日に発表。7月、東京と大阪で1ヶ月間の劇場公演は大成功のうち終了した。
2003年・・ 1月、ライフワークとしている「海難遺児漁港コンサート」の活動を認められ、4度目の紺綬褒章を授賞する。また、シングル「親子船」をリリース。これに伴い「親子船感謝の集い」を開催しファンとの交流を深めた。5月、宇崎竜童さんプロデュースによるアルバム「時代の歌」を発表し、昭和の名曲を見事に現代に復活させ好評を得た。
2004年・・ NHKあなたも挑戦!ことばゲームに鳥羽一郎改めことば一郎としてレギュラー出演をする。宇崎竜童さんプロデュースによるアルバム「時代の歌PartⅡ」をリリース、そしてCLUB CITTA川崎にて本邦初ライブを行い新たな一面を見せた。静岡県東伊豆市稲取に11基目となる『愛恋岬』歌碑建立。自身の持つ日本一歌碑の多い歌手の記録を更新。
2005年・・ 年頭を飾る舞台興行を山川豊と共に兄弟公演を行う。(1月中日劇場・2月新宿コマ劇場)ライフワークとなりつつある「時代の歌」のPartⅢを発売。12月8日の終戦記念日には、宇崎氏と二人でプロデューサーも務め、若くして散っていった特別攻撃隊員の残した遺書を朗読したアルバム「平和への伝言~戦場からの手紙~」を発売。12月には5度目の紺綬褒章を授章。
2006年・・ 歌手生活25周年のこの年、ライフワークとしている「海難遺児漁港コンサート」が5月に節目の80回を越える。6月には2年連続となる中日劇場で香西かおりさんと共演。9月には25周年記念コンサートを日比谷公会堂で開催。
2007年・・ 5月に宇崎竜童さん・桑野信義さんと共に中日劇場でのジョイントコンサートを成功させる。7月に通算6度目の紺綬褒章を授賞。8月には大阪・新歌舞伎座で特攻隊員をテーマにした「同期の桜」の舞台公演を行う。通算20回目の紅白歌合戦に漁師姿で出演し、大反響を呼ぶ。
2008年・・ 大阪府泉南郡岬町に12基目となる『大阪湾』歌碑建立。
7月に韓国最大のお祭り『保寧(ポリョン)マッド祭り』に日本の広報大使として招かれ、パレード、アジアドリームコンサートに参加。
2009年・・ 1月に瀬川瑛子さん、山本譲二さんと共演し、中日劇場特別企画新春公演を成功させる。4月に寄席の老舗東京浅草「木馬亭」で漫談に初挑戦し、脚光を浴びる。8月に大衆演劇のスター姫京之助さんと東京明治座で歌のステージで共演。デュエットCD「男の流転」も発売。
2010年・・ 1月に7回目の紺綬褒章を受章。
2011年・・ デビュー30周年。
1月福岡県京都郡苅田町に15基目となる『港の美夜古衆』『帰郷』歌碑2基建立。
3/11発生した東日本大震災の復興支援無料コンサートを5/13岩手県田老町・重茂漁港、6/6宮城県女川町・表浜漁港、6/30北島三郎さんらと共に岩手県釜石市・宮城県気仙沼市で行った。
2012年・・ アルバム『時代の歌Ⅴ』を発売し、「第54回 輝く!日本レコード大賞」企画賞を受賞。
2013年・・ 6月 滋賀県に16・17基目となる歌碑「光秀の意地」「天下布武」が設立。
最多歌碑歌手記録を更新。
2014年・・ 6月 長男でシンガーソングライターの木村竜蔵作曲『晩夏』を発売。
息子が作曲した楽曲を歌うのは初。
7月 演歌歌手で初“FUJI ROCK FESTIVAL2014”に出演。
2015年・・ 1月『飛騨の龍』発売。1/19付オリコン演歌・歌謡曲ランキングで一位を獲得。
2016年・・ 1月『悠々と・・・』『海の防人』を2枚同時発売。
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