皇女ハティジェは大宰相イブラヒムと言葉を交わすことも拒んでいた。皇帝代理の役目を終えた皇子ムスタファが皇帝妃マヒデブランと共にマニサへ発つ日が近づき、夕食会が開かれる。だが、皇帝スレイマンは出席せず、フィルーゼとの逢瀬を楽しんでいた。扉の外から2人の笑い合う声を聞いた皇帝妃ヒュッレムは嫉妬で体を震わせる。一方、入隊式を終えたメフメトのために夜伽を務める側女の選定が進められ、ある娘に白羽の矢が立つ。