大宰相イブラヒムの失脚をもくろむ財務長官イスケンデルは、皇帝に書簡を送り、ペルシャに新王国を建てるという彼の野望を告発する。皇帝妃ヒュッレムは皇帝から紫色の手巾を受けた側女を特定しようと躍起になっていた。一方、マニサで、皇子ムスタファは商人アッバスが村の娘ヘレナたちが作った絨毯を安値で買い取り、搾取していることを知る。野営地ではイブラヒムのもとに敵についての有力な情報が届き…