第2話 結託
後宮の支配者となったヒュッレムは、亡き母后の部屋を自分のものにしようと画策していた。空室のままにするというスレイマン皇帝の意思と慣例に反したヒュッレムの行いを阻止すべく、ハティジェ皇女、マヒデブラン、出納官ギュルフェムは策を練る。遠征中のイブラヒムは宿敵の財務長官イスケンデルと一触即発の状態に。その頃、帝都には“赤ひげ”ことフズル船長が到着。大海賊だったこの軍政官をスレイマン皇帝は盛大に迎える。