そばは天ぷらと食べたい!ドランク塚地も絶賛の天ぷらそば特集

サクサクの衣をまとった天ぷらが、出汁の効いた温かいそばつゆにじゅわっと溶け出し、そば本来の風味と見事に調和する――。
そんな至福の組み合わせ「天ぷらそば」は、老若男女問わず愛される日本の国民食です。
「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」(毎週月曜よる10時放送)では、全国各地の立ち食いそば店を訪れ、その土地ならではの個性豊かな天ぷらそばを絶賛しています。
番組を見れば、なぜ天ぷらそばがこれほどまでに私たちを惹きつけるのか、その奥深さにきっと気づかされるはず。
この記事では、番組で取り上げられた人気店の実例も交えながら、天ぷらそばが愛され続ける理由を深掘りしていきます。
相性抜群!天ぷらそばの歴史って?

天ぷらそばの正確な発祥は不明ですが、文政10年(1827年)の川柳に「沢蔵主天麩羅蕎麦が御意に入り(お気に入り)」と詠まれていることから、少なくともこの頃にはそば屋で提供され、人々に親しまれていたことがわかります。
江戸時代後期〜末期(1837年~1853年)の風俗を記録した『守貞謾稿(もりさだまんこう)』にも、天ぷらそばが当時の代表的な「種もの」(具材入りのそば)の一つとしてあげられています。
当時の屋台天ぷらにはアナゴや芝エビ、コハダなどが種として記録されていました。
幕末になるとギンポウやハゼが加わります。
天ぷらそばは江戸時代の文化や食生活の中で生まれ育ち、時代とともに具材を変えながらも、現代までその人気を受け継いでいます。
江戸時代から大人気だった天ぷらそば!
天ぷらそばが江戸時代から広く親しまれてきた背景には、栄養面でのメリットや、異なる食感の組み合わせがもたらす満足感もあげられます。
そばは安永年間(1772年〜1781年)にはすでに江戸で店舗数を増やし、そば屋といっても当時は屋台が多く、天ぷらも同時期に屋台が増加しました。
当初は屋台のそば屋と天ぷら屋をはしごして、客が自分で天ぷらをそばにトッピングして食べていたのが始まりとされています。
天ぷらとそばが一緒に食べられるようになった背景としては、江戸っ子に「そばの出汁とこってりした天ぷらの組み合わせ」が大変好評であったためという説があります。
その後、そば屋が「天ぷらそば」をメニューの主流にしたのは文政10年から天保8年ごろ(1827年〜1837年)。
他店の天ぷらをそばに入れて食べていた姿は句集「柳樽 二篇(やなぎだる にへん)」にも描かれており、屋台をはしごする姿も長らく続いたとみられています。
現代においても、そばだけでは不足しがちなタンパク質やビタミンなどの栄養素を天ぷらで補えるのは大きな魅力です。
「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」から見る!人気の天ぷらそば傾向

人気番組「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」では、全国各地の個性豊かな天ぷらそばが紹介されています。
視聴者から反響がある天ぷらそばには、傾向があることをご存知でしょうか。
ここでは、塚地さんが絶賛する天ぷらそばの特徴を深掘りし、その人気の秘密を解き明かします。
サイズが大きい
一般的なえび天やかき揚げだけでなく、その地域ならではの具材を使った巨大な天ぷらが登場します。
例えば神奈川・東神奈川にある「日栄軒」の「穴子天そば」では、特大の穴子天がどんぶりからはみ出すほどのボリュームで提供され、食べ応え満点。
また、東京・西新井の「そばの陣」では、インパクトのある大きな「ゲソ玉葱天」が人気を集めています。
視覚的な驚きとともに、満足感を与え、番組視聴者や立ち食いそばファンを魅了しています。
天ぷらの種類が豊富で選ぶのが楽しい
定番のエビ天や野菜天に加え、お店ごとに趣向を凝らした様々な天ぷらが登場します。
例えば、東京・綾瀬の「立ち食い蕎麦 酒処 稜」では、食べ応えのある「ナス納豆天」や「玉子天」がめずらしく、訪れる人々に選ぶ楽しさを提供しています。
また番組ではこれまでに珍しい食材や個性的な具材が多々登場しました。
例えば埼玉・秩父の「秩父そば 御花畑駅そば店」の「しゃくしなそば」では、しゃくしな漬の油炒めがのっているそばを取りあげたほか、東京・戸越銀座「立喰いそば でん」では「ハムキャベ天」など各店の工夫が光る一品が満載。
このような多様なメニューを通じて、立ち食いそばの奥深さと地域ごとの食文化の魅力が天ぷらそばの魅力になっています。
近くにもある!?過去に番組で取り上げた天ぷらそば!

「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」で紹介された数々の個性豊かな天ぷらそば。
意外と足を運べる範囲にあるかもしれません。
ここでは、番組で取り上げられた個性が光る天ぷらそばを提供しているお店の一部をご紹介します。
次の週末はテレビで見たあの味を求めて、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
そば処 岬(滋賀・長浜)

「そば処 岬」は、父から受け継いだ鴨そばがイチオシの店です。
塚地さんは、鴨そばを一口食べると「だしの効いたつゆに、鴨の油の甘みが美味しい」と絶賛しました。
さらに、名物の「スジエビのかき揚げ」を鴨そばにトッピング。
「天ぷらと鴨の甘味と旨味がバランスがいい」と、その満足感を表現しました。
スジエビは、獲れたときだけかき揚げとして提供される希少な一品で、琵琶湖八珍の食材です。
蕎麦 さだはる(東京・西新橋)

「蕎麦 さだはる」は、2011年にオープンした立ち食いそばの名店です。
昼間は立ち食いそば屋として賑わい、夕方からは椅子が備えられ、お酒も楽しめるそば屋へと姿を変えます。
塚地さんが「お好み焼きクラスのかき揚げ」と絶賛した大きいかき揚げは、箸で持ち上げるのも難しいほどサクサクでボリューミー。
さらに天かす、おろし、わかめ、ねぎ、そして生たまごか温泉たまごが1個無料という嬉しいセルフトッピングサービスも提供しています。
自分好みの天ぷらそばを心ゆくまで楽しめるのも、人気の理由の一つです。
千年そば つるる(滋賀・守山)

「千年そば つるる」は、千年前から食べられているとされる伝統的な「伊吹在来そば」をリーズナブルな価格で提供するセルフ式のそば屋です。
塚地さんは「炙り豚つけそば」の炙り豚について「油の部分は柔らかく、お肉の部分は本当にジューシー」と、その旨味を大絶賛。
「野菜かき揚げ」についても、「たくさんの野菜の甘みがむっちゃ出てくる。かき揚げ強いな」とコメントしました。
そばの陣(東京・西新井)

東京・西新井にある「そばの陣」は、社長と店長の名コンビが作るそばが自慢です。
茹でた生麺を氷水でしめ、再び温めるというひと手間を惜しまないことで、コシのある喉越しの良い麺が生まれます。
店長イチオシの「ゲソ玉葱天そば」をいただいた塚地さんは「玉ねぎの甘さとゲソのしょっぱさのバランスがむちゃくちゃいい」とコメント。
出汁は宗太節、うるめいわし、昆布を使用し、こだわりの麺と天ぷらの味わいを一層引き立てます。
築武士(東京・麹町)

「築武士」は、視聴者からの推薦を受けて塚地さんが訪れた麹町の人気店です。
塚地さんは「出汁の旨味がむちゃくちゃ出てるので、旨味の強さでおつゆが飲めます」と、その深い味わいに感嘆しました。
社長の本業が築地の氷屋であるため、新鮮な海鮮を安く仕入れられるという強みがあり、この日塚地さんが食べた季節の天ぷらは「太刀魚天」。
「やっぱりタチウオならではの脂が乗ってて柔らかくて、めっちゃ美味しい」と、その鮮度と味わいを高く評価しました。
梅市(東京・神保町)

2025年4月にオープンした「立ち喰いそば 梅市」は、こだわりの出汁と揚げたての天ぷらが人気の立ち食いそば店です。
看板メニューの一つである「ニラ天そば」のニラ天は、注文後に揚げ直されるため「うん!めっちゃ香ばしい!衣から香りが溢れ出してくる」と塚地さんも絶賛。
ニラの香ばしさとサクサクの食感が、そばの風味と見事に調和します。
トッピングの温泉卵を崩せば味の変化を楽しめるのが魅力のそばです。
柳屋(東京・笹塚)

笹塚にある「柳屋」は、地域に根差した老舗の立ち食いそば店です。
塚地さんは、じゃがいも天について「本当においしい。何故これが定番化されていないんだろう、と思うくらいじゃがいもの甘さと塩気がおつゆと絡んだらめっちゃおいしい」とコメント。
15種類にものぼる個性豊かな天ぷらの美味しさを際立たせるのが、柳屋が誇る「そばの出汁」です。
創業当時からつぎ足しで作られている自慢の「暗黒つゆ」を求めて常連客が足繁く通い、柳屋のそばの味を支えています。
麺喰家つちやうどん(大分・別府)

大分県別府市にある「麺喰家つちやうどん」は、大正5年創業の「つちや製麺工場」敷地内にある隠れ家的なお食事処です。
製麺工場から直送される作りたての自家製麺が楽しめるのが最大の魅力で、かけそば・うどんは替え玉1玉無料という嬉しいサービスも。
塚地さんは、この店で「かき揚げそば」を堪能しました。
大分名物の「カボス胡椒」で味変を試すと、「すっきりするし、ピリリとくるしカボスの風味がする」「味変にはバッチリやわ」と絶賛。
一杯で二度楽しめる深い味わいを楽しみました。
天ぷらそばの情報も続々!ふらそばは毎週月よる10時から

知られざる地域の食文化はもちろん、反応せずにはいられない大きな天ぷら、そして塚地さんの心温まる食リポを通じて、あなたも自分好みの天ぷらそばを見つけてみませんか?
「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」は、毎週月曜よる10時放送。
番組をチェックして、お気に入りの天ぷらそばを探してみてください。
これまでに番組で紹介したお店は「ふらっと地図」でも確認できますので、訪れやすいお店もチェックしてみてください!