レギュラー化!日本を代表する歴史学者「磯田道史の歴史をゆく」
歴史の奥深い扉を開く、歴史学者・磯田道史さんがMCを務める番組「磯田道史の歴史をゆく」が、2025年10月8日(水)からレギュラー化します。
過去2回の特集放送では、明智光秀や京都の知られざる真実に迫り、SNSを中心に大きな反響を呼びました。
歴史の常識を覆す新たな視点と、磯田さんならではの優しい語り口調はファンも多く、誰もが夢中になる知的な冒険へと誘います。
本記事では、番組の魅力はもちろん、磯田さんへのインタビューや番組プロデューサーの熱い想いもお届け。レギュラー化に伴い、磯田さんの経歴にもフォーカスしてみました。
「磯田道史の歴史をゆく」とは?
磯田道史さんが現地取材を通じて、歴史の謎や人物像に迫る斬新な番組「磯田道史の歴史をゆく」は従来の「机上の評論」ではなく、自ら史跡や現場に赴き、古文書分析や第一線の研究者との対談を交えながら、成功や失敗を重ねた偉人たちの真実とロマンを多角的に明かしていく番組です。
過去2回の特番でも、古文書や伝説が生まれる背景を分析するなど、歴史上の人物の人間味を重視した語り口で歴史の見方を広げてきました。
これまでの放送!視聴者からの反響は?
SNSやX(旧Twitter)では「磯田道史の歴史をゆく」を見た視聴者から好意的な感想が多く寄せられています。
「教科書で知っていた歴史が、ぐっとリアルに感じられた」「人物像が身近で魅力的に見えてくる」といったコメントが多く、歴史ファンだけでなく一般層にも「分かりやすく面白い」と反響がありました。
過去放送では「光秀の真実SP」などの内容に対して「発掘現場の臨場感がすごい」「現地からの解説が本当に新鮮」との感想が目立ちました。
また、磯田さんらしい独自の切り口や、推理・妄想的な部分も「見ていて親しみがわく」「先生の推論に乗っかってみたくなる」といったポジティブなシェアが多く、「知的刺激とエンタメ性が両立している」とレビューされています。
全体的に、磯田さんの視点や取材スタイルが“新しい歴史番組”として話題になっています。
磯田道史の歴史をゆく 光秀の真実2時間SP
天正10年6月山崎の戦いで光秀軍が本陣をおき一夜城を築いたとされる京都・恵解山古墳。恵解山古墳から発掘された火縄銃の弾を目の前にした磯田さんは「実はこれが見たくて、この企画にしました!」と大興奮!
磯田さんが『弾』から読み解くこととは? さらに古墳に残された城の構造のような改変から光秀の戦い方までも明らかになります。番組後半では、城郭考古学者・千田嘉博氏を迎え、幻の坂本城の真実を解き明かします。
番組はHuluで視聴可能です。
磯田道史の歴史をゆく 光秀の真実2時間SP Huluで好評配信中!
磯田道史の歴史をゆく 京都の真実2時間SP
信長が定宿にしていた妙覺寺に残る信長の義父・斎藤道三が実の息子に宛てた「斎藤道三公遺言状」、その筆使いと信長と斎藤道三との関係性から磯田は「道三は演出家かもしれない」と意外な人柄までも読み解きます。番組後半では、城郭考古学者・千田嘉博氏を迎え、京都の城から解き明かす三英傑の野望、『三英傑』の関係性も明らかに!?
番組の人気配信や関連コンテンツは、Huluで視聴可能です。
磯田道史の歴史をゆく 京都の真実2時間SP Huluで好評配信中!
日本を代表する歴史学者の磯田道史さん
磯田道史さんは岡山県出身の歴史学者で、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了、現在は国際日本文化研究センター教授として活躍しています。
これまで茨城大学、静岡文化芸術大学などで教鞭を取り、多くの歴史番組にも登場してきました。
『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』では新潮ドキュメント賞を受賞し、著書は映画化されるほど話題に。
親しみやすく、学問にとどまらない人間の感情や物語を重視した語り口が多くの共感を呼んでいます。
『武士の家計簿』をはじめ、様々な著書がある
代表作『武士の家計簿』は江戸時代の加賀藩士一家の生活記録を丹念に分析し、庶民の暮らしと家計の真実を浮き彫りにした画期的な歴史小説です。
このほか、『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』や『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』、『無私の日本人』など幅広いテーマの著作が並びます。
『天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災』では災害と歴史の関係を考察し、日本エッセイスト・クラブ賞も受賞しました。いずれも当時の史料や古文書をもとに、分かりやすく温かみのある語り口で歴史を伝える作品として高い評価を受けています。
磯田道史さんから番組開始にあたりメッセージ
番組レギュラー化を記念し、磯田道史さんから熱いメッセージが届きました。
磯田道史さんからのコメント
「磯田道史の歴史をゆく」を担当することになりました磯田道史です。
世の中には多くの歴史番組があります。その中でこの番組は、従来の机の上で議論するスタイルとは違い、私自身が現場に赴き、謎に直接迫る姿勢を大切にしています。歴史学者は証拠が揃わず論文にはできないような謎でも、現状得られている情報から仮説を立てることがあります。
その際は「すべてが100%正しいとは言えませんが、こうしたことも考えられる」と確度を明確にしながら自身の見解を述べます。これが私が理想とする歴史番組のあり方です。
これまでの歴史番組では、実際の歴史上の人物の顔が見えてこないことが多いですが、本来人間は感情を持つ生き物です。我々と同じように好き嫌いがあったり、食を楽しんだり、そういったことも歴史の人物にだってあったはずです。ですから私はそうした情感や生きざまも重視して番組を作りたいと思っています。
さらに、史実だけを重視するのではなく、伝承や偽物の古文書も、それが生まれた背景まで考えることが重要です。従来の歴史番組とは異なる、新しい視点も追求し、現物と視覚で歴史の謎を解き明かす番組を今回立ち上げました。ぜひご期待ください。
番組プロデューサーにも「磯田道史の歴史をゆく」の見どころをインタビュー
磯田道史さんの“現場取材型”という斬新な切り口で、歴史ファンのみならず一般の視聴者からも高い注目を集める「磯田道史の歴史をゆく」。
今回、番組制作の舞台裏や“この番組ならでは”のこだわり、番組に込めた想いについて、番組プロデューサーにインタビューを行いました。
——この番組を企画されたきっかけを教えてもらえますか?
BS民放でレギュラー番組が無い『歴史』というジャンルに新たな可能性を感じ、磯田さんの書籍などを読んだことで企画のヒントを得ました。
——磯田さんをメインに据えることで伝えたい狙いは何があるのでしょうか?
過去にも史実に焦点を当てた歴史番組は多数ありましたが、今回は歴史小説のような感情・ロマンに重きを置いた番組にしたかったのです。磯田さんだからこそ語れる「ロマン(感情の歴史)」に切り込み、新たな歴史番組の魅力を追求しています。
——磯田さんの歴史観や人柄が、番組の中でどのように表現されていると感じますか?
難解なテーマも現代の言葉で分かりやすく解説し、歴史を身近なものとして視聴者に届けてくれます。“新しいことを知る”ことへの熱量も高く、興奮を抑えきれず思わず走り出してしまう場面などから磯田さんの人柄も伝わると思います。
——最後に視聴者へメッセージをください
史実だけでなく「ロマン(感情の歴史)」に焦点を当てた唯一無二の歴史番組です。学校などでは習うことがない歴史の新たな魅力を、ぜひ楽しんでいただきたいです。
「磯田道史の歴史をゆく」初回2HSPは10月8日(水)よる8時放送
これまで2回の特番放送で大きな反響を呼んだ本番組。明智光秀や京都の知られざる真実に迫る内容は、歴史ファンのみならず、多くの視聴者の好奇心を刺激しました。
SNS上でも「教科書で知っていた歴史が、ぐっとリアルに感じられた」「人物像が身近で魅力的に見えてくる」といった好意的な感想が多数寄せられています。
番組では、磯田道史さんが自ら歴史の現場に赴き、古文書分析や第一線の研究者との対談を交えながら、歴史の謎や人物像に迫ります。従来の「机上の評論」とは一線を画す、臨場感あふれる解説は、まさに「新しい歴史番組」として注目を集めるでしょう。
この秋、歴史の新たな一面を発見しませんか。
磯田道史の歴史をゆく 豊臣家の真実2時間SP
放送日時:2025年10月8日(水)よる8時スタート(レギュラー放送時間 水曜よる9時)
出演者:磯田道史(国際日本文化研究センター 教授)
千田嘉博(城郭考古学者、名古屋市立大学 高等教育院 教授・奈良大学 文学部 特別教授)
田中道子
磯田道史の歴史をゆく 豊臣家の真実2時間SP
レギュラー初回の放送は、日本を代表する歴史学者・磯田道史さんが奈良の現場に立ち、2026年の大河ドラマで話題の「豊臣秀吉を支えた弟・秀長」の知られざる真実に迫る2時間SPです。
秀吉と秀長の関係や秀長が豪華な“おもてなしツアー”で毛利輝元を迎えた逸話から、大和郡山城の金箔瓦、さらに談山神社の藤原鎌足像にまつわる呪いまで。現地で古文書や史跡を丹念に読み解きながら歴史の「真実」と「ロマン」を解き明かします。